世界中から旅行者が訪れる、タイの首都バンコク。日本からも飛行機で約6時間とアクセスがよく、旅費も安価で、学生旅行や女子旅でも大人気の旅行先です。しかし初めてのバンコク旅行の場合、何が必要で、どのように調べればいいのかわからず不安ではありませんか?そこで、これからバンコク旅行に行く方へ向けて、バンコクが大好きなベルトラスタッフたちの実体験にもとづく、旅行前の準備に役立つ情報を厳選してお届けします。
バンコク現地に到着してから不便がないように十分な持ち物は持って行きたい!そんな方に参考にしていただきたい、欠かせないアイテムをご紹介します。もちろん、パスポートとクレジットカード、スマートフォンはお忘れなく。
コンセントの形は日本と同じAタイプが主流ですが、丸い穴が2つのCタイプも定番なので、念のため100円ショップなどで変換プラグを購入しておくのが安心です。また、ホテルではコンセントの数が少ないことも多く、小さなタコ足プラグ(電源タップ)を持って行けば家電の使用と充電を同時にできるなど、なにかと重宝しますよ。
タイの電圧は220Vで、日本の電圧100Vよりもはるかに強いため、日本で使っている家電の使用には注意が必要です。パソコンや携帯電話の充電器、ヘアアイロンなどは、自動で電圧を変換できるアダプタが搭載されていることがありますが、ない場合には変圧器が必要となります。持って行く家電の仕様を見て、変圧器の必要有無を確認してみてください。
タイのレストランでおしぼりが出てくることはありません。屋台での食事の前に手を拭く、フードコートのテーブルや椅子の汚れを拭いてから席につくなど、ウエットティッシュはなにかと重宝します。日本からの持参がおすすめです。
バックパッカー向けの宿や低~中価格帯のホテル、街中の食堂や郊外観光する際に注意したいのが、トイレ事情です。タイは下水道のシステムが弱く、紙の質も良くないため、便器にトイレットペーパーを流してはいけず、ゴミ箱に捨てる必要があります。日本では馴染みのない手動式ウォシュレットが多く利用されており、使用後は紙で拭いてゴミ箱に捨てるのですが、初めてだと戸惑うはず。水に流せるポケットティッシュは常に持ち歩きたいアイテムです。
タイのスタンダードクラスのホテルではアメニティがそろっていないことが多いです。シャンプーとトリートメント、固形石けんの用意はされていますが、特に歯ブラシがないケースが多いので注意!高級ホテルに宿泊予定の方以外は、持って行くことをおすすめします。
タイは日差しが強く、紫外線量は日本の倍以上とのこと。汗で落ちにくいタイプのものがおすすめです。男性でも必ず持って行くほうがいいですよ。
バンコクは年間平均気温が30℃と常夏の気候。しかしショッピングセンターなど一歩屋内に入ると、冷房がキンキンに効いて非常に寒く感じることが多いです。カーディガンなど薄手の羽織物を一枚持っていけば、服装の調節に便利!寺院を訪れる際、露出を減らすためにも利用できますよ。
初めてのバンコク旅行なら、限られた滞在時間を最大限に楽しむために、事前の準備は入念にしておきたいですよね。旅行前の情報収集に役立つサービスや、現地バンコクに到着してから大活躍するスマホアプリなど、本当に便利なウェブサービスだけを厳選して紹介します。
行きたい場所のリサーチに便利なのが、Instagram。言わずと知れた写真共有アプリですが、旅行の行き先を検討するときのリサーチ手段としても大活躍します。「#バンコク一人旅」「#バンコクグルメ」「#バンコクホテル」など気になるハッシュタグから、レストランやカフェ、観光地のスポットを探してみましょう。実際に足を運んだ旅行者の活き活きとした体験談もあわせて読むことができるので、ガイドブックよりも行きたいスポットのイメージが湧くかもしれません。
世界中の旅行者からの口コミ情報が満載の旅行コミュニティサイト、Trip Advisor。ぜひ観光スポットランキングや、人気のレストランやカフェ、ホテルの情報を収集してみましょう。予算やジャンル別で口コミが良い順のランキングが見られるので、気になる場所が本当に足を運ぶ価値のあるスポットなのか事前に判断したり、清潔でコスパの良いホテルはどこなのかリサーチしたりするのに便利です。スマホのアプリもあるのでダウンロードして、お気に入りのスポットは保存リストに入れておくと、あとで見直しするのがラクチンです。
Instagramやトリップアドバイザー、ガイドブックで探した気になるスポットは、Google Mapにあらかじめピン止めしておくのが絶対におすすめ!行きたいスポット同士の位置関係がわかり、旅のスケジュールが組み立てやすくなります。バンコクに到着してからも、事前に調べたスポットが現在地の近くにあるのかなどを把握がしやすく、効率的に旅ができる必須のアプリといえます。インターネット接続がないオフライン状態でも地図の確認ができる「オフラインマップ」設定で地図をダウンロードしておくと、いざというときの備えになります。
バンコクでは、スマホの自動車配車アプリ「Grab(グラブ)」の利用がメジャーです。アメリカ本土ではUber(ウーバー)が主流ですが、東南アジアではGrabが最大の配車サービスとなっています。市内から空港までの道のり、電車では行きにくい場所への移動、また早朝や夜の移動が不安なときにも、タクシーよりもGrabが手軽なうえ、割安なのでおすすめです。アプリ上で現在地と行き先を選択して、クレジットカードで支払いが完了するので、言葉の壁も支払いのわずらわしさもありません。さらに到着予想時刻も表示されるので、前後の予定も立てやすく快適。日本にいるうちに、事前にGrabアプリのダウンロードをしてクレジットカード連携をしておくと、バンコクに到着したその日から配車ができて、移動がスムーズです!
ホテルやショッピングモールでは英語が通じますが、それ以外の場所ではまったく英語が通じないというケースが多々あります。道を尋ねても、相手がタイ語しか通じない!というのもよくあること。街の看板や標識もタイ語でしか記載されていない場合がありますが、そんなときはGoogle翻訳が便利です。「リアルタイムカメラ翻訳」機能では、カメラに映したタイ語の文字が即座に日本語に翻訳されます。精度がイマイチの時もありますが、単語の意味がわかるだけでも十分助かりますよね。看板やメニューの解読にとても使える機能です。インターネット環境がないオフラインで使えるのも嬉しいポイント。
現地の人がなにか説明してくれているのに、内容がわからないという場合には「会話翻訳モード」に向かって話しかけてもらうのがおすすめです。音声も即座に日本語に翻訳できるので、意思の疎通が全く取れなくて困った!という際には、ぜひ活用してみてくださいね。
タイの通貨はバーツ(Baht)で、1バーツは約3円になります。バーツの値段に3をかけた額が日本円になると考えるとわかりやすいです。しかし、台湾やシンガポールで一度乗り継ぎをしてからバンコクに向かう方や、バンコク旅行のついでにカンボジアやラオスなどほかの国もセットで旅行する方は、1度の旅行で複数の通貨計算が必要になることがあり混乱してしまうはず。米ドル(USD)など別の通貨からバーツへ両替したい場合も、計算はややこしいですよね。そんな複数の異なる通貨の為替も、為替換算アプリをダウンロードしておけば、簡単にレート計算ができるのでおすすめです。日本円からバーツはもちろん、バーツから米ドルや、カンボジアのリエルからバーツなど、外貨を選択するだけで最新レートで計算が可能です。インターネット接続がないオフラインの環境でも、最後に接続されたときのレートで計算してくれるので大変便利です。
次は、バンコクでの通信状況についてです。「SIMカードは購入したほうがいいの?」「Wi-Fiルーターのレンタルは必要?」など、気になる通信関連の情報をお伝えします。
タイ現地で入手するSIMカードは、とても安くて使いやすさも抜群です。バンコク到着後、空港で入国手続きを済ませてゲートを過ぎると、たくさんのツーリストSIMカード販売のカウンターが現れます。バンコクの街中でももちろんSIMカード販売はしていますが、空港で購入すると店員さんがスマホのセッティングからアクティベートまですべて対応してくれるので、とてもラクチン。しかも、どれもタイ国内の大手のSIMカードなので安心です。5日~30日のプランがあるので、滞在日数と希望の容量から選択できます。店員さんへ滞在日数を伝えると、おすすめのプランを紹介してくれますよ。約1週間の利用で299バーツ(1,000円くらい)の価格帯が平均的な相場です。必ずパスポートの提示が必要になるのでお忘れなく!トラブル防止のため、SIMカード挿入後はまずスマホを起動してみて、問題なく使用できることをしっかり確認してから料金の支払いをしましょう。
SIMフリーのスマホをお持ちでない方は、Wi-Fiルーターのレンタルもおすすめです。SIMカード同様に、入国手続き後のゲートを通り過ぎるとWi-Fiルーターレンタルのカウンターも多数出店しています。相場は1日100バーツ~200バーツほど(300円~600円ほど)と、SIMカードレンタルと比較すると少し割高な料金設定となります。帰国日のルーター返却手続きなどが不安だったり面倒に感じるという方には、日本にいる間に自宅に郵送でWi-Fiルーターを届けてくれるサービスもおすすめ。割高にはなりますが、バンコク到着の初日からルーターを起動して、すぐにインターネットにアクセスできるので安心で便利です。帰国時もそのまま日本の自宅へルーターを持ち帰り、郵送で返却する手順となります。
バンコク市内は至る所で無料Wi-Fiの利用ができます。ショッピングモールはもちろん、街中のカフェでもドリンクを購入するとレシートにWi-Fiのパスワードがプリントされていることが多く、レストランでも食事をすればWi-Fiパスワードを共有してくれるお店が多数あります。24時間のインターネット接続がなくても特に困らないという方であれば、SIMカード購入やWi-Fiルーターのレンタルをしなくても、ホテルと市内で見つかる無料Wi-Fiでしのぐことも可能でしょう。
バンコクが大好きなベルトラスタッフの体験をもとに、バンコク旅行の事前準備に役立つツールやサービス関連の情報をまとめてみました。初めての土地を旅するのには不安がつきものですが、なるべく事前に解消しておきたいですよね。しっかり持ち物をそろえて、便利なスマホのアプリをあらかじめダウンロードしておくと、現地での滞在をスムーズで快適に過ごすことができます。アプリを快適に使うための、バンコクのモバイルやインターネット環境についても紹介しました。ぜひ、安全で最高に楽しい旅行にしてくださいね!