日本初、世界自然遺産にも登録されている屋久島には、たくさんの有名な屋久杉が生息しています。その中でも恋愛成就に効果的と女性に人気なのが、ハート型の空洞が特徴のウィルソン株。縄文杉トレッキングの道中に見ることができます。撮影にはちょっとしたコツが必要なので、事前に撮り方を確認してから出発しましょう!
アメリカの植物学者、アーネスト・ヘンリー・ウィルソン博士によって発見されたことに由来し名前が付けられた巨大な切り株です。博士がハーバード大学の樹木園採集のため日本を訪れ、1914年にこの大株を西洋へ紹介しました。内部は人が立てるほどの高さがある大きな空洞になっており、泉が湧いています。 また、切り株の根元には小杉が育っており、このように切り株に新しい世代のスギが育つことを切り株更新と言います。 胸高周囲13.8mもある大きな切り株で、伐採時の推定樹齢は3000年から4000年、現存していれば最大級の屋久杉のひとつであったと考えられています。
天正14年(1586年)、京都の方広寺建立のため(大坂城築城のためとも)に豊臣秀吉が島津藩へ命じて伐採されたと言われていますが、定かではありません。400年ほど前、江戸時代に伐採された切り株ではないかとも言われています。
ウィルソン株の人気の理由と言えば、切り株の内側から見えるハート型の空洞ですよね。写真を撮って待ち受けにすれば恋愛運アップに効果的と言われています。
ハート型に写真を撮るには角度が重要です。知らずに行って、せっかく来たのにハート型に撮れない!ということを避けるために事前に撮り方のコツをチェックしておきましょう。 切り株の中に入ったら、そのまま見てもハート型には見えません。入口から見て右側の位置で、しゃがんで上を見てみてください。少しずつ角度を調整するときれいなハート型に撮ることが出来ます! ツアーを利用されている方は、ガイドさんが上手く撮るポイントを教えてくれるかもしれませんよ。 なお、ここは人気スポットなので混み合っていることも。周囲の人に配慮しながら撮影しましょう。
ウィルソン株は、縄文杉トレッキングの途中の場所にあります。
所在地:鹿児島県熊毛郡屋久島町
縄文杉登山は標高600mの荒川登山口から始まります。
宮之浦港から「屋久杉自然館」まで車で約40分、屋久杉自然館より出ている登山バスで約40分の「荒川登山口」で下車すると、すぐに登山口到着です。
荒川登山口、屋久杉自然館前には駐車場もありますが、3月~11月は一般車両の乗入を規制しており、登山口まで行くことが出来ません。屋久杉自然館発着の荒川登山バスを利用しましょう。
ウィルソン株への所要時間は往復約6時間。標高1,030mにあります。
ウィルソン株から1時間半ほどで縄文杉に到着です。縄文杉まで訪れると往復約10時間の登山になります。
縄文杉トレッキングの途中では、樹高24.7mの大王杉や、2本の杉が支え合う姿が特徴の夫婦杉などを見ることが出来ますよ。
もちろん個人で登山することも可能ですが、現地オプショナルツアーに参加すればガイドの解説を聞いて、より屋久島の森の理解を深めることが出来ます。
縄文杉トレッキングの途中では、ウィルソン株の他にも大王杉や翁杉、仁王杉などの著名杉を見ることが出来ます。初心者も多く参加する登山ですが、長時間の本格的な登山ですのでしっかりした装備で臨みましょう。
鹿児島本港から高速船の利用で、1時間50分から3時間ほどで来ることのできる自然溢れる屋久島。島のシンボル縄文杉もパワースポットとして知られていますが、恋愛運アップのパワースポット、ウィルソン株も是非訪れてみてください。
初めての縄文杉登山を考えている人には、ガイドがついてくれる現地オプショナルツアーがおすすめ。VELTRAではレンタルグッズありのツアーも取り扱っているので、不安もなくなりますよ。
※交通機関や施設の料金、時間等は予告なく変更になる場合があります。最新情報は公式サイトも合わせてご確認ください。