日本人の人気海外旅行先ランキング上位の常連国であるグアム。白い砂浜に真っ青な海、日本から約3時間半といったさまざまな要素がその魅力を後押ししています。現地には日本語の分かる人が多いことから、家族旅行にはもちろん1人旅の行先に選ばれることも多い人気スポットです。一方、気になるのがグアム旅行にかかる費用です。この記事では気になる旅費にスポットを当てて紹介します。
はじめに、グアム旅行にかかる主な費用の内訳について確認します。諸条件によって上下しますが、まずは何の費用が発生するのか知っておきましょう。
まず確認したいのがグアム行きの航空券代です。海外旅行費用の中でも大きな割合を占めるものなので、旅行に行くことを思い立ったなら最初にチェックしましょう。
時期や曜日、航空会社などを選べば航空券代を抑えることができます。詳しくは後述しますが、早めの手配とこまめな情報収集が鍵になります。
めいっぱい遊んでリフレッシュしたい、たっぷり買い物したい。そんな望みを叶えるためにグアムに行くのですから、体を休める宿泊代もしっかり確保しておく必要があります。その宿泊施設で何をしたいのか、どんな過ごし方をしたいかによっても金額が上下します。
プライベートビーチのあるホテルがいい、ショッピングを楽しみたい、美味しい食事をいただきながら絶景を楽しみたいなど、目的を明確にしておくと決めやすくなります。
スリル満点のバナナボートに上空からの絶景が楽しめるパラセーリング、免許不要のジェットスキーや大人気のフライボードなど、マリンスポーツひとつ取ってもグアムにはアクティビティが充実しています。グルメやショッピング、スパやエステなどを楽しみたい人もいますよね。またお土産の購入も欠かせません。せっかくのグアム旅行ですので「お金が足りなくて楽しめなかった」とならないよう滞在費は多めにみておくといいでしょう。
ここでは具体的にそれぞれの費用相場を紹介します。なぜ相場が変わるのかを理解できれば、必然的に費用を抑えるための方法も見えてきます。
航空会社はJALやANAといった一般航空会社と、LCCと呼ばれる格安航空会社の2種類に分かれます。それぞれに一長一短があるため、好みに応じて選びましょう。
一般航空会社の場合、航空券の相場は往復約7~10万円です。運賃はLCCより高額ですが、マイルが貯まりやすいことや機内設備が充実していることなどがメリットに挙げられます。
乳幼児と一緒に旅行する場合や機内サービスを受けたい場合、スムーズにチェックインを済ませたい場合などはJALやANAなど一般航空会社の利用がおすすめです。
LCC(格安航空会社)の航空券の相場は往復約3~5万円です。
LCCのメリットはなんといっても運賃が安く抑えられること。航空会社によっては超破格のセールも行われます。繁忙期を避ければ平均の半額近い値段で行くこともできます。
ただし欠航時の保証がないことや、シートピッチ(幅)が狭いなどのデメリットもあります。
一般航空会社に比べてフライトキャンセル(欠航)が多いことにも注意が必要です。
グアムの宿泊料金は、1部屋あたりの金額が一般的です。2名で利用した場合は表示金額の半分に、4名で利用した場合は4分の1の代金となります。
「ウェスティン リゾート グアム」や「シェラトン・ラグーナ・グアム・リゾート」に代表される有名ラグジュアリーホテル、リゾートホテルの相場は一泊約4万円です。
ホテルの部屋から人気のビーチを眺めたい、ホテル内でバーやショーなどを楽しみたいという方にはおすすめです。空港やショッピングセンターを結ぶシャトルバスの送迎が充実しているのも魅力ですね。
「パシフィックスターリゾート&スパ」や「ホテル サンタフェ グアム」に代表されるシティホテル、コンドミニアムの相場は一泊約2万円です。
長期滞在やファミリーでゆっくり楽しみたい方はシティホテルやコンドミニアムを候補に入れるのもいいでしょう。ホテルによってはレンタカーの申し込みやアメニティの追加要望などにも対応しています。
グアムに限らず、年末年始やGW、夏休みなどは繁忙期となります。繁忙期中、宿泊施設の料金相場はラグジュアリーホテルが一泊約6万円、シティホテルが一泊約3万円と一気に跳ね上がります。
グアムは雨季と乾季に分かれています。ベストシーズンが1~4月なのに対して、6~10月の長期連休を除いた期間がオフシーズンとなります。ラグジュアリーホテルの料金相場は一泊3万円、シティホテルは一泊1万円と大分安くなります。ただし9~10月は台風シーズンなので注意が必要です。
前述のとおり、グアムの宿泊料金は1部屋あたりの金額表示が一般的です。ここではリゾートホテルに宿泊した場合を想定して、宿泊費の相場を紹介します。
リゾートホテルの相場は1泊4万円ほど。カップルで宿泊すれば料金は半分ずつなので、1人あたりの宿泊費は2万円になります。
繰り返しますが宿泊費の表示金額は人数単位ではなく部屋単位ですので、一部屋あたりの相場はカップルと変わりません。ただし、それぞれの部屋に収容可能人数が決まっているので事前に確認しましょう。2歳未満は人数にカウントされないことがほとんどです。
ベッドを追加で使用する場合はエキストラベッドをオーダーする必要がありますが、料金は宿泊施設や各プランによりさまざまです。各旅行会社やホテルのホームページなどを確認してみましょう。
海外旅行では現地の物価も気になりますよね。本土からは遠く離れていますが、グアムはアメリカの自治属領。通貨も本土と同じく「USドル(アメリカドル)」が使われています。ここでは項目ごとにグアムの物価をみていきましょう。
日本には馴染みの薄いチップですが、グアムでもサービスに対しての心づけとしてチップを払う習慣があります。渡す金額はシーンによって変わります。タクシーを利用した場合には移動料金の10~15%を、ホテルでポーターに荷物を運んでもらった場合には1~3ドルを、レストランやバーでは食事代金の10~15%を払うのが一般的です。
グアムの食費は全体的に日本よりやや高めです。これにはグアムがアメリカ本土から遠く離れた島であり、それによる物流費が関係していると考えられます。食材や日用品を購入する場合は毎週末に行われている朝市、デデド朝市の利用がおすすめです。
観光やショッピング、食事に出かける際には交通費が発生します。交通手段の中心となる赤いシャトルバスの1回乗車券は4ドルです。1日乗り放題(12ドル)などのお得なチケットも販売しています。
タクシーの基本料金は2.40ドル。その後4分の1マイルごと、待ち時間2分ごとに0.80ドルが追加されます。チップも忘れずに渡しましょう。
観光費用やアクティビティ参加費は日本と変わらない価格帯です。パラセーリングやジェットスキーなどが平均60ドルほど。オーシャンサファリは平均23ドルほどです。
※(施設に関する)料金等の情報は予告なく変更になる場合があります。
グアムは自由貿易港(フリーポート)なので、輸入関税がかかりません。州税や消費税がないことからショッピング天国とも呼ばれています。化粧品や香水、高級ブランド品などが日本と比べて10~30%も安く購入できます。
その半面、生活用品は割高なため注意が必要です。お土産選びにはお店選びが肝心ですね。
海、陸、空と魅力溢れるグアム。少しでも費用を抑えて楽しみたいですよね。これまで紹介したことを踏まえて、節約方法を整理します。
ベストシーズンとオフシーズンの見極めが重要です。航空会社によっては早めに購入することでお得になる航空券もありますので、こまめに情報を収集しましょう。
グアムの移動はレンタカーやタクシーを利用することが多いですが、プランによっては空港やホテルまでの無料送迎オプションがついていることもあります。また赤いシャトルバスには最大5日までの乗り放題チケットもあります(有料)。出発前に確認しておくといいですね。
グアム観光の中心地・タモンエリアのスーパーマーケットはやや強気の価格設定。ここは少し離れたスーパーマーケットを目指しましょう。人気のスーパーマーケット、K-martならドリンクやお菓子、ばらまき用のお土産などを手に入れることができます。デデド朝市で屋台を楽しむのもおすすめです。
グアムの飲食店はどこも量が多めです。例えばランチにステーキを食べた後、夜のビュッフェに臨むのはなかなか辛いものがあります。節約の意味も含めてランチにテイクアウト(to go)を利用したり、ディナーにショッピングモールのフードコートを利用したりして工夫しましょう。
また思い切ってファストフード店を利用する方法もあります。グアムに来てまで、と思われるかもしれませんが、中にはグアム限定のメニューもありますので日本との違いを探すのも楽しいですよ。
ショッピングに観光、リゾートと何でも楽しめる人気のリゾート地、グアム。気付けばこんなにお金を使ってしまった!なんて事態に陥らないためにも事前の情報収集は欠かせません。ベルトラでは魅力的なオプショナルツアーを豊富に用意しています。早めの予約を済ませてグアム観光をより充実したものにしましょう。
※交通機関や施設の料金、時間等は予告なく変更になる場合があります。最新情報は公式サイトも合わせてご確認ください。