シンガポールにあるセントーサ島は、エンターテイメント施設が凝縮されたアトラクションの宝庫。大人から子供まで楽しめる、シンガポール旅行で必ずおさえたい大人気スポットです。この記事ではセントーサ島の基本情報から外せないスポット、レジャー施設、おすすめのホテルまで紹介します。
まずはセントーサ島の基本情報を見ていきましょう。気候やアクセス方法、観光施設などを紹介していきます。
シンガポール本島のすぐ南側に位置する島で、リゾートアイランドとして知られています。 もちろんマリーナベイサンズやマーライオンがあるシンガポール都市部も定番観光地ですが、セントーサ島も必ずガイドブックで取り上げられる場所です。大人気のテーマパークを始め、ビーチや水族館、カジノなど1日中遊び尽くすことができます。大開発が進んでいて、ますます人気が高まる注目スポットです。
アクティビティが盛りだくさんで、まさに子供向けの観光地の代表と言っても過言ではありません。家族向けのホテルや施設も整っているので、初めての家族旅行でも安心できます。
シンガポールは熱帯国なので高温多湿が基本で、1年を通じてあまり変化がありません。季節は4月~9月までの乾季と10月~3月までの雨季がありますが、気温差はほとんどなく、年間の平均気温は26℃前後。 比較的12月から1月ごろまでは少し気温が低く、過ごしやすくなります。雨季は日本の梅雨とは異なり、雨が降り続けるわけではなくスコールが頻繁に起こるのが特徴です。
空港はシンガポール本島の東に位置しており、市内を通ってセントーサ島へ向かいます。シンガポールの交通事情はとても整っていて、行き方もさまざまなので状況に応じて選ぶのがよいでしょう。空港からだとMRTという電車やタクシーが主要になります。
セントーサ・エクスプレス【Sentosa Express】を利用して、まずは空港からモノレールのセントーサ島行き出発駅であるビボ・シティ【Vivo City】駅に向かいます。MRTだと最寄り駅のハーバー・フロント【Haubour Front】駅直結しているのでそこで降車し、巨大ショッピング・モール「ビボ・シティ」3階にある乗り場からモノレールに乗ることができます。モノレールの所要時間は約10分です。所要時間は降車駅によって変動するので、あくまで目安としてください。
一般的にはモノレールに乗る人が多いですが、モノレールと同じMRT最寄り駅、ハーバー・フロント駅からはマウント・フェーバー・ライン【Mount Faber Line】というケーブルカーを使ってセントーサ島に行くこともできます。 ハーバー・フロント駅から徒歩約5分の場所の「ハーバー・フロント・タワー」から乗りましょう。景色もいいので、ひとつのアトラクションとして利用するのもオススメ。所要時間は約10分です。
セントーサ島へはバスでも行くことができます。モノレール、ケーブルカーと同じくハーバー・フロントにまず行き、「ビボ・シティ」前もしくは「ハーバー・フロント駅」前の停留所から、リゾート・ワールド・セントーサ行きのバス「RWS8」に乗ります。所要時間は、交通状況がスムーズであれば10分ほどです。
荷物が多いときなどはタクシーがおすすめです。空港や宿泊ホテル、ショッピングセンターの乗り場から乗車します。日本のように道端で止めることも可能ですが、一時停止できない場所もあるので止まってくれないこともあるでしょう。 ピーク時や深夜料金の加算もありますが、日本のタクシーと比べると比較的安いのが特徴です。シンガポール中心部からセントーサ島までの所要時間の目安は、約15分です。
セントーサ・ボードウォーク【Sentosa Boardwalk】を通って、のんびりと時間を気にせず向かうことができます。ハーバー・フロントにある「ビボ・シティ」からセントーサ島に続く全長500mの橋を渡りましょう。2層構造になっていて、上層は遊歩道、下層は屋根付きでトラベレーターという動く歩道が所々にあります。途中にレストランやショップもあるので、散策タイムとしても飽きません。所要時間は約10分~15分です。
気をつけなければいけないのがセントーサ島への入島料。行き方でそれぞれ異なるので確認しておきましょう。1シンガポールドル【1SGD】=77円(※2020年6月30日時点)のレートで料金の目安を紹介しているので、参考にしてみてください。
入ってしまえば島内は1日モノレール乗り放題です。
こちらはマウント・フェーバー・ラインのみの場合で、セントーサ島内を東西に移動するセントーサ・ラインは含まれていません。
リゾート・ワールド・セントーサの地下駐車場に直行する場合は、セントーサ島入島料を払うゲートを通らないので、タクシー料金のみとなります。
島内の移動手段も多様です。セントーサ島の敷地面積は500ヘクタールほどあるので、徒歩だけでは周りきれません。
A、B、Cの3路線で無料のシャトルバスが運行しています。島の主要スポットやアトラクションを結んでいます。
ビーチ・トラム(シャトル)と呼ばれる3つの人工ビーチ、シロソ、パラワン、タンジョンを結んでいます。乗り降り自由の巡回フリーシャトルになっています。
島を東西で横断しているロープウェイで、「セントーサ・ライン」と呼ばれています。無料ではありませんが、1日乗車券なども販売しています。
セントーサ島へのアクセスでも紹介した「セントーサ・エクスプレス」は島内でも利用できます。市内の乗り降りは自由です。
こちらは交通手段ではないですが、島内のアクティビティが楽しめるチケットです。トークンと呼ばれるポイントを買うシステムになっていて、各アトラクションごとにトークンを消費することになります。遊べば遊ぶほどお得になるので、1日中楽しみたい方にはおすすめです。他にもユニバーサル・スタジオ・シンガポールのチケットがセットになっているものもあります。
詳しくは公式サイトもご確認ください。
Purchase your Sentosa fun pass tokens here with information on how it works on Sentosa attractions …
セントーサ島の北部、約49万㎡の敷地にある最大級の統合型リゾート施設です。東南アジア初のユニバーサル・スタジオやシンガポール初の政府公認カジノも併設しています。他にも60店舗以上の飲食店、巨大水族館もあり、楽しみ方も多種多様。半日どころか1日あっても遊び足りない大人気のスポットです。
シンガポールのシンボルとして知られるマーライオン。セントーサ島にも1996年に巨大なマーライオン像が設置されていましたが、残念ながら2019年10月20日に閉鎖、解体が決定してしまいました。37mという大きさで、マーライオンの開いた口から遠くを見渡せる展望台として観光客にとても人気がありました。夜になると目がビームのように光り、ひときわ存在感を放っていた名所です。
シンガポールは、日本ほどコインロッカーが備わっているわけではありません。宿泊ホテルに預けておくと一番安心です。その他の場所で預けられる可能性が高いのは、リゾート・ワールド・セントーサ内にあるカジノなどの施設横、施設内のコインロッカーでしょう。
レジャー施設が集まるセントーサ島の主要スポットを紹介します。どれもシンガポールならではの楽しみ方ができ、子供にも大人にも人気です。
日本でもUSJで馴染みのあるユニバーサル・スタジオですが、世界初の3D体感式アトラクション「トランスフォーマー・ザ・ライド」など、日本にはないオリジナルアトラクションが多数あります。コンパクトにまとまっているのが特徴で、徒歩で一周約20分~30分ほどです。営業時間は10:00~19:00となっています。
チケットの公式料金は大人(13歳~59歳)81SGD、子供(4歳~12歳)61SGD、シニア(60歳以上)43SGDです。待ち時間を短くしたい場合は、エクスプレス・パスというチケットを別途購入することもできます。
Southeast Asia’s first and only Universal Studios theme park, featuring 24 rides, shows and attract…
リゾート・ワールド・セントーサ内にある水のアドベンチャー・パークです。年中蒸し暑いシンガポールでは、水に飛び込んだり、涼しいアトラクションを楽しみたいところ。ウォータースライダーや全長620mもある流れるプール、「アドベンチャー・リバー」や「レインボー・リーフ」という2万匹以上の熱帯魚がいるサンゴ礁でのシュノーケリング施設、イルカと遊べる「ドルフィン・アイランド」など、バラエティ豊かなアトラクションを楽しめます。
営業時間は10:00~18:00です。チケットの料金は1日券以外にも種類があるので、訪れる前にぜひ公式サイトを確認しましょう。
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カリフォルニアドチザメ、イタヤラ、マンタ(エイ)の群れをはじめとした1,000種を超える海洋生物を展示する世界最大級の水族館。10種類のゾーン、50以上の生息区に分けられており、多様な生態系を知ることができます。高さ8.6m、横幅36mの巨大水槽は圧巻で、地上にいることを忘れてしまいそうなスケールを誇ります。「シャーク・シー」と呼ばれる200匹以上のサメが泳ぐトンネル状水槽は、下からも横からもサメを眺めることができます。水槽を眺めながら食事ができるレストランもあるので、チェックしてみてください。営業時間は10:00~不定なので、事前に公式サイトを確認しましょう。
チケットの公式料金は大人(13歳~59歳)41SGD、子供(4歳~12歳)30SGD、シニア(60歳以上)30SGDです。
Enter and explore the marine realm of S.E.A. Aquarium, home to more than 100,000 marine animals of …
大人も楽しめる本格的なアスレチックパークです。名物は、標高72mの丘から海に向かい、全長450mのケーブルを滑り降りるアクティビティ「メガジップ」。時速60kmのスピードで降りていくので爽快感とスリル満点の体験ができます。空中でロープを渡って進むメガクライムなど、全部で4つのアトラクションが楽しめます。営業時間は11:00~19:00で、最終入場はそれぞれメガジャンプとメガクライムが17:30まで、メガジップとメガバウンスが18:45までです。
Hop on to Mega zipline at 60km/h, climb, bounce & parachute jump at Mega Adventure Park which featu…
2種類の専用サーキットを、リュージカートというゴーカートのような小型のそりで高台から滑り下るアトラクションです。速度やハンドルを自分で操作できるので、自分好みに調節しながら楽しめます。営業時間は10:00~19:30(最終ライドは19:15)、火曜日と水曜日は定休日となっています。
Get your fix of fun with Skyline Luge Sentosa - the global thrill ride for all ages and abilities! …
電動立ち乗り2輪車のセグウェイでコースを周る施設です。パラワンとシロソのビーチをガイドと探索する風光明媚な60分の「エコ・アドベンチャー」と、初心者向けのコースライド「ファンライド」があります。営業時間は10:00~19:30で最終ライドはそれぞれエコ・アドベンチャーが18:45、ファンライドが19:15までです。
Experience Asia’s first Segway® attraction, choose from a 30 or 60 minute guided ride around Sentos…
セントーサ島にはリゾート感を楽しめる魅力的なホテルが多数あります。家族向けのホテルはもちろん、大人も満喫できる5つ星ホテルまで紹介します。
島内のホテルで唯一ビーチの前に位置し、周りを気にせずゆったりとサンセットを眺めることができます。ファミリー向けのサービスが充実しており、絶大な人気を誇る5つ星リゾートホテルです。「ファミリーガーデンルーム」には、子供スリッパや歯ブラシセットなどの子供用アメニティが完備されています。熟練のレクリエーションチームによる完全監視の環境の中で楽しめるキッズクラブもあります。
数々の受賞歴を誇る広大な屋外スパガーデンを併設する、5つ星のラグジュアリーホテルです。ダンジョンビーチから徒歩2分に位置し、ビボシティとパラゴンショッピングセンターへの無料シャトルバスも出ているのでお買い物にも便利です。お部屋は落ち着いた雰囲気の造りで、庭園内には孔雀もいるのでエキゾチックなリゾート滞在を楽しむことができます。
30エーカーの手入れされた閑静な庭園内にある高級ホテル。メインの棟は1880年代にイギリス軍によって建てられたコロニアル様式の邸宅になっています。そこからモダンな客室、ヴィラ、マナーハウスが海に囲まれた庭園や敷地に広がっています。プールが3つもあり、そのうちひとつは子供も安全な浅いプールになっているので家族でも利用できます。有名トラベルガイド誌で7年連続受賞を手にしている「アウリガスパ」も見どころです。
子供目線を意識したサービスが特徴の、家族旅行向けのホテルです。ファミリールームでは子供たちが喜びそうなロフト式のベッドもあります。リゾート・ワールド・セントーサ敷地内にあることから、レジャー施設が近い点もとても便利です。
さまざまな用途で食事を選択できるセントーサ島のレストラン。カジュアルな屋台料理のお店からラグジュアリーなレストランまで、おすすめのグルメスポットを紹介します。
20店舗ほどのマレーシア料理店が集まる屋内のフードコート。東南アジアの雰囲気を感じられる屋台ストリートとなっています。バラエティ豊かで、レストランより安い値段で食べられる点も人気です。気軽に好きな料理を選んで、ランチからディナータイムまで楽しく食事ができます。
シロソビーチ沿いにある、海を眺めながら食事ができるレストランです。オープンエアで砂浜の上にもテーブルがあり、南国リゾートの気分を堪能できます。西洋料理を提供しており、9:00~23:00まで営業しています。朝食から夜のバーまで楽しめるのが魅力で、朝は爽快に、夕方はサンセットとともに、夜は波の音とお酒に酔いしれながら1日を締めくくってみてはいかがでしょうか。
シンガポールを代表するシェフ、サム・レオン氏が手掛けるモダン・チャイニーズのレストランです。シンガポール航空の機内食も監修しているシェフで、「フォレスト」はシンガポールのミシュラン2016で1つ星を獲得しています。ダイニングは店名の通り「森」をイメージした空間になっていて、一面のガラス窓から降り注ぐ光が穏やかなひとときを演出してくれます。
遊べる施設が多すぎて、セントーサ島滞在の計画が大変と思う人もいるかもしれません。現地オプショナルツアーなら、人気スポットを凝縮したプランを楽しむことができます。ベルトラでは日本語でレジャー施設の事前予約もできるので、ラインナップを知るためにもぜひ活用してみてください。
※交通機関や施設の料金、時間等は予告なく変更になる場合があります。最新情報は公式サイトも合わせてご確認ください。