世界自然遺産に登録され、固有の生物や植物が生息する屋久島。東京23区と同じくらいの広さの島内には、標高1,000mを超える山々が連なり、樹齢1,000年を超えるたくさんの長寿の屋久杉が見られます。
屋久杉自然館は、多くの自然が育つ屋久島の森の歴史や、屋久杉について学ぶためには欠かせない場所。屋久島の人々が守ってきた自然を、展示品、模型、映像などから学ぶことが出来ます。
屋久杉自然館(Yakusugi Museum)は、平成元年10月に開館した、屋久杉と屋久島の全てを知ることの出来る博物館です。屋久杉と島で暮らす人との関係を主題にしており、屋久島の価値を広めています。
建物は本館と別館から成り、屋久杉とツガで建てられた本館には、特別展が開催されるギャラリーの他、多くの展示がある屋久杉探検館や、シアタールームで屋久杉利用の歴史や森林植生について学ぶことが出来ます。1階にはオリジナルグッズを販売するミュージアムショップもあります。別館には、屋久杉工芸の展示室や体験教室などが行われるクラフト室の施設、芝生と池の庭があります。
本館に展示されている縄文杉「いのちの枝」は是非見ておきましょう。平成17年に積雪の重みで折れてしまったこの枝は、枝とは思えないほどの大きさ。縄文杉がいかに大きいかを感じます。屋久島は栄養分の少ない花崗岩から出来た島のため、杉の成長が遅く、その分緻密で樹脂分が多く腐りにくい、長命な杉が多く成長したと考えられています。現在発見されている中で最大の屋久杉が縄文杉。数千年を生きる巨木の生命力や、森の成り立ちを知る手がかりとして「いのちの枝」と名づけられ、保存展示されることとなりました。
大人600円
高校生・大学生400円
小学生・中学生300円
※団体利用(20名以上)は1人100円引き
※入館料免除対象者
・屋久島町民
・身体障害者手帳、療育手帳及び精神障害者保健福祉手帳をお持ちの方と、その方1名につき付添者1名
開館時間:9:00~17:00(入館は16:30まで)
休館日:毎月第一火曜日、年末年始(12月29日~1月1日)
見学時間の目安は、50分~1時間を想定しています。ポイントを絞って回る場合は30分程度、じっくり体験コーナーなども回られる場合は2時間程度が目安です。音声ガイド(英語もあり)は受付で借りることが出来ます。また、団体、グループの方は事前のご連絡でスタッフの説明が聞ける館内案内を申し込むことが出来ます。
〒891-4311 鹿児島県熊毛郡屋久島町安房2739-343
TEL 0997-46-3113
FAX 0997-46-3168
紀元杉行きバス「屋久杉自然館バス停」下車徒歩1分。
宮之浦から車で約30分。
安房からは車で約5分。
30台分の駐車場が有ります。
館内にはバリアフリーのトイレ有り。
屋久杉自然館にアクセスの良い、安房エリアのホテルを紹介します。
距離:5.2km(車で約9分)
大浴場と岩盤浴を備えたホテル。登山やダイビングで疲れた体をリフレッシュ出来るのは嬉しいですね。
屋久島グリーンホテル公式サイトです。縄文杉の深山を背後に抱き、雄大な太平洋を望む、世界自然遺産「屋久島」、大自然の麓に佇むホテルです。オーシャンビューの眺望、屋久島の海山の幸をふんだんに使用した贅沢…
距離:4.5km(車で約8分)
屋久島で採れた食材を使った料理が自慢のホテル。広い庭があるので、散策してのんびり過ごすことも出来ます。
距離:3.9km(車で約7分)
レンガ造りがおしゃれな北米スタイルの外観のペンション。安房エリアはレストランやお土産の買えるお店もあり、観光にも便利です。
屋久島は、九州最高峰の宮之浦岳を始め1,000mを超える山々が連なり、豊かな自然に恵まれています。森の歴史を知るためには是非、屋久杉自然館を訪れてみましょう。
島内観光では、縄文杉トレッキングや白谷雲水峡で、何千年もの時を生きてきた屋久杉に触れるのも良いですし、ウミガメに会いに海でシュノーケリングするのもいいですね。初めての屋久島旅行の場合は、現地オプショナルツアーに参加するのもおすすめです。VELTRAではトレッキング関連のツアーから、マリンアクティビティのツアーまで様々な現地オプショナルツアーを取り扱っています。送迎が含まれたものなら、移動も安心です。屋久島の壮大な自然を感じて素敵な思い出をぜひ作ってください!
※交通機関や施設の料金、時間等は予告なく変更になる場合があります。最新情報は公式サイトも合わせてご確認ください。