もし、スペインに一日しかいられないなら、迷わずトレドに行け。

世界遺産トレド 半日観光ツアー<午後/日本語ガイド/マドリード発>by Mybus
★★★★☆
投稿者:ウッカリスッカリ
参加日:2019/10/18
個人ではなかなか行きにくい、トレドの街にマドリードから半日で行けるツアー、各社が出しているトレドツアーの中で、「オルガス伯爵の埋葬」の鑑賞付きの物はあまりなく値段も手頃なので、申し込みました。

14時20分にマドリードのホテルに集合し、19時に解散。半日だけなので、午前中は観光やお土産を買ったりするのに当てて、効率よく時間を使えるのも魅力です。

トレドは旧市街全体が世界遺産に登録され、町全体が博物館と言われています。ガイドブックに載っている写真通りの光景が展望台から眼前に広がり、思わず歓声が出たほどです。

その後市内に入り街並みを散策しました。曲がりくねった細い石畳の道と坂ばかりですが、ガイドさんが効率よく案内してくれたおかげで、それほど疲れません。

お目当てのサント・トメ教会のエル・グレコの「オルガス伯爵の埋葬」もやはり素晴らしかった。

このツアーのメイン、1942年に完成したトレド大聖堂はゴシック様式の荘厳な聖堂で、その装飾は圧巻でした。「バラ窓のステンドグラス」やエル・グレコの「聖衣剥奪」、主祭壇の裏側にある「トラスパレンテ」透かしの入った天使や聖母像の装飾が見事でした。コロンブスが新大陸(アメリカ)から持ち帰った金も使われた、「聖体顕示台」はダイヤモンド、ルビー、エメラルドの宝石も惜しみなく使われて当時世界の覇権を握っていたスペイン帝国の繁栄を象徴するかのようでした。

「もし、スペインに一日しかいられないなら、迷わずトレドに行け」と言われるゆえんが分かりました。トレドはお勧めの街です。
トレドの街並み
バラ窓のステンドグラス
キリストの生涯の祭壇画
聖衣剥奪
トラスパレンテ
聖体顕示台
大聖堂の外観