「朔日参り」のすゝめ
アドベントカレンダー15日目、yukiです。
私からは、一昨年に伊勢で初めて体験した「朔日参り」をご紹介したいと思います。
突然ですが、神社ってなんだか落ち着きますよね。。!
私は、根っからの神道!とか、日頃からすごく信心深い、というわけでもないんですが、神社の清らかな雰囲気や心洗われる感じがとても好きです。
さてさて、「朔日参り(ついたちまいり)」ってご存知でしょうか。
朔日参りとは、毎月1日に神社に参拝することです。なるべく午前中の参拝が良いとされ、1か月を無事に過ごせたことを神様に感謝し、次の新しい月もよろしくお願いします、と祈願します。
伊勢だけでなく、全国各地の神社で朔日参りができますよ!
私がそもそも朔日参りを知ったのは、偶然見かけたネットの記事に「朔日餅(ついたちもち)」が紹介されていたことからでした。
伊勢の赤福本店で、元旦を除く毎月1日限定で、月ごとに違うお餅が販売されます。
とても興味がわいた私は、3月に夫と二人で伊勢の朔日参りへ行くことにしました。
朔日餅をゲットすべく(もはやメインイベント笑)、実際に行かれた方々のブログを見ていると、、
①まずは前日の夕方以降に配られる整理券を取りに行く(なくなり次第終了)
②当日の午前4:30までに、整理券に書かれた番号順で列に並ぶ
③4:45~朔日餅の販売スタート
思っていたより購入までのハードルが高い?!少々不安を抱きながら、いざ伊勢へ。
前日は、伊勢名物「てこね寿司」を食べて早めに就寝。わけあって前日中に整理券を取りに行けず、当日の早朝から整理券を取りに行くことに。
午前2:30(!)にお宿を出て、無事に整理券をゲット!まだあってよかった~。
あいにくの雨でしたが、地元の方いわく、雨のおかげかいつもより人出が少ないとのことでした。
購入の列に並ぶ4:30まで時間があったので、おかげ横丁をぶらぶら。おかげ横丁では、赤福だけでなくさまざまなお店(主に飲食店)が早朝から店を開け、朔日参りに来る方々をおもてなししています。
「朔日うどん」を発見!(お店:ふくすけ)
菜の花の天ぷら、ほろ苦くてとってもおいしかったです。やっぱり関西だしは最高(関西出身)。
おうどんで身体が温まった後、4:00過ぎから列に並び始めました。
そして6:30頃、ついに!念願の朔日餅を手に入れました!!!
3月は「よもぎ餅」です。なんとも春らしい、そしてどこか懐かしい草餅。。
ゲットできた喜びを夫と二人で噛みしめていると、台車に朔日餅をたくさん積んで運ぶ男性を発見。スゴイ~!と言っていたら、その方は近所で飲食店をやっていて、お客さんに配るんだとか。素敵だなあ。
その後、どうしても食べたかった(食べてばっかりw)「朔日粥」を食べに行きました。私たちが入ったお店、海老丸の3月のお粥は蛤(はまぐり)雑炊。絶対美味しいに決まってる。。
ごちそうさまでした。蛤の上品でいてやさしい味わい、たまりません。
ひとしきり「朔日〇〇」を楽しんだ後は、いよいよお伊勢参りへ。
参拝する頃には雨もあがっていました。しっとりとした空気の中、太陽の光が木々に残った雨粒をキラキラと照らして、それはそれは美しかったです。
2020年、1日が週末に重なっているのは2、3、8、11月。週末旅行に「朔日参り」はいかがでしょうか?朔日参りバスツアー(朔日餅のお土産付き!)もあるそうですよ。
アドベントカレンダー15日目、yukiでした。