夫婦二人で人類学博物館訪問無しの半日プランに参加。
この日は総勢7名の参加者でしたが、結論から言うと「本当に参加して良かった！」と思える一日でした。

テオティワカン遺跡が目玉のツアーなので、メキシコシティ内はさらっと車窓から眺める程度だと思っていました。ところが、ソカロ広場からテンプロ・マヨール周辺まで歩きながらメキシコシティの歴史や建造物のことなど詳しい説明が聞けて、前日に自分たちで広場を歩いた時とは風景が違って見えました。

そこだけのために自分たちでわざわざ行くのも時間的にどうかと思っていたバスコンセロス図書館にも入館。荷物を預けて上層階にも行き、写真撮影もできてお得感がありました。（スマホでの撮影はOKですが、デジカメを含むカメラでの撮影は禁止ですので要注意）
ここでトイレに行っておくといいと思います。

本命のテオティワカン遺跡。
交通渋滞次第で見学時間が変わるとのことで心配していましたが、比較的スムーズに到着して2時間の見学時間を確保。
ツアー内容の説明にはテオティワカン遺跡では「自由行動」と書いてありましたが、実際にはずっとガイドさんの詳しい説明を聞きながら見て回るスタイルでした。

ここは好みがわかれるところですが、私たちとしては「日本語できちんと理解する」というのがこのツアーに参加した大きな理由ですし、2時間で見どころをおさえて全体を見せてくださったガイドさんの素晴らしいタイムコントロールにも満足しています。

羽毛の蛇ピラミッドから始まり、クルマでの移動を挟んでジャガーの宮殿、月のピラミッド、死者の大通り、太陽のピラミッド等を目と耳と足で堪能。
現地在住の日本人ガイドさんの知識、わかりやすい説明、時間管理やポイントポイントで写真を撮ってくださったりと細かなご配慮等、本当に充実した内容でした。
（欲を言えば、月のピラミッドと太陽のピラミッドをもう少し近くまで行って見ることができたら良かったと思いますが、2時間という制約の中では限界だったと思います。）

テオティワカン遺跡で満足した後はランチタイム。
あまり大きな期待はしていなかったのですが、予想以上にきちんとしたレストランでのビュッフェでした。（ドリンクは各自別料金）
タコス等も目の前で焼いてもらえますし、7名で丸テーブルを囲んでの食事はとても楽しくて、皆さんとのひと時は観光の内容と並んでとても印象深く残っています。
参加者の皆さんが気さくに気持ちよく接してくださり感謝感謝です。

5名の皆さんは人類学博物館訪問ありのプランでしたので、私たち二人は独立記念塔前で下ろして頂きました。
下車場所は（場所にもよりますが）ホテルや市内観光地等ある程度柔軟にご対応頂けそうな感じでしたので、事前にいくつか候補を考えておいて当日ガイドさんと相談されるといいと思います。（人類学博物館はツアーの1日プランに入っている場所なのでNGとのことでした）

全体を通してガイドさんのご説明や時間配分、お心遣いが素晴らしく、申し込み時点では「ちょっと高いな」と思ったツアーも大満足のツアーとなりました。

注意点としては、今回は2月末でも昼間は30℃になるほどで日差しも厳しかったので、帽子や水、長袖シャツ等羽織る物を準備されるといいと思います。（持って行って不要なら貴重品以外はクルマの中に置いておけます）
急こう配の階段等もあるので歩きやすい靴や服装も。
また、今回のクルマにはマイクの設備が無かったので、後ろの方に座っていると時々ガイドさんの声が聞き取りにくい時がありました。必要に応じて座る場所を順繰りに変わってもらうとか、ガイドさんに相談してみるといいかもしれません。

一見似たような内容に見える割安な英語の混載ツアー等もあります。一生に一度かもしれない貴重な機会なので、自力でバスで行くことも含めてどれがご自身のニーズに合っているのかよく検討されることをおススメします。

日本語で詳細な説明をしっかり理解して質問も適宜できること、時間の無駄が無いきちんとしたタイムスケジュール、ガイドさんの細やかなご配慮による安心感やご一緒した参加者の皆さんとの交流等、私たちとしては本当に満足度の高いツアーでした。

お世話になったガイドさんと終始安全運転だったドライバーさんに感謝しています。