波乱万丈なツアーでした

【プライベート】モンゴルの魅力を凝縮!テレルジ国立公園 2泊3日宿泊ツアー<日本語ガイド/食事付/ゲル泊/ウランバートル発>
★★★★☆
投稿者:ロスチャイルドバード
参加日:2024/07/23
まず、二泊三日のツアーで申し込みしたのですが、ツアー会社と宿泊施設との間で連絡に不手際があったようで、初日に宿泊したゲルには一泊分しか予約が入っておらず、二日目は別の宿泊施設の運営するゲルに急遽移動することになりました。

二日目の方が大浴場やロクシタンエステが併設された大きな宿泊施設で、初日のゲルとは違ってそれぞれの宿泊ゲルにもWi-fiが完備さてていましたので、勝手な憶測論ではありますもののグレード的には上だったようですが、かえってエステや大浴場やレストランがあるメインの建物から宿泊ゲルまで距離があり、道中勾配もしっかりありますので、行ったり来たりするのはやや不便で、ご年配の方や膝の悪い方にとってはなかなかキツイと思います。
行き来するたびにレセプションに電話をかけるなどしてゲルまでの送迎車の手配お願いすれば一応問題は解決しますが、日本語は通じないと思いますからガイドさんがいない時は最低でも英語でやり取りしなくてはいけませんし、そもそも送迎車の待ち時間がそこそこありますし、仮に送迎車を使わないにしても、お天気のかなり悪い日などはゲル内には傘など一切常備されていませんので、なかなか大変で、雨具がないと送迎を頼んだとしても、ゲルから車までの間で濡れてしまいます。
個人的には初日に宿泊したゲルの方が、Wi-fiが各ゲルにはないなどの問題はありますが、一応レストランではWi-fiが使えますし、かえってこじんまりしていてモンゴルにいる感がいい塩梅に感じられたので、とても好感が持てました。
また、初日の宿泊施設のスタッフの方々は言葉はあまり通じませんが親切でアットホームな印象で、モンゴルらしいお金では買えない居心地のよさがありました。
逆に、都会的な雰囲気を好まれ、モンゴルに来てゲルでの宿泊体験をする中にもある一定の洗練された雰囲気やラグジュアリー感を求められる方、お仕事などの都合でネット環境を各自部屋で確保したい方には、私の二日目に宿泊した施設の方が好まれるかもしれません。
あくまでも、どういったモチベーションでモンゴルでゲル宿泊体験をしたいか次第で印象は全然変わると感じますので、予約時に宿泊施設の選択肢がもっとあるといいかもしれませんね。
今回の経験は予定外の出来事ではありましたが、私の場合は同じテレルジ内でも環境の異なるゲルの宿泊体験ができたので、比較できましたし、いろいろな体験ができたという意味でも、それはそれでお得だったように感じています。

ちなみに宿泊先の食事ですが、一泊目のゲルは到着当日はコース料理、朝食はビュッフェ。どちらもモンゴル料理ではありませんが、数は少ないものの別注文で一応モンゴル料理もあるにはあります。
二泊目の宿泊施設では、夕食に決まったモンゴル料理を出されたのですが、内容が男性が好きそうな特大の骨付きマトン肉の塊とツォイウァンというモンゴル風焼きそばという、大変ボリューミーなもので、食が細めの私には重すぎて、ほとんど手を付けられませんでした。
レストランのメニューには多国籍料理に並んで他にも軽めのモンゴル料理がいくつかありましたので、こちらは女性一人旅でしたし、できれば予算枠を決められた中ででもいいので(もしくは夕食は別の個人払い扱いでもいいので)好きなものを選ばせてもらえたら、よりよかった気がします。

テレルジの気まぐれなお天気事情により、乗馬予定日は雨予報だったので前日夕方に乗馬を催行するなど、ツアー進行のスケジュールも前後しましたが、なんとか予定に組み込まれている内容を満喫できるようガイドさんが努力してくださったので、本当にありがたかったです。
乗馬場で食べたホルホグも美味しかったですよ!
遊牧民との交流体験はお話を聞いたり乳製品試食だけではなく、スー(ミルク)からウルム(クロテッドクリームみたいなバター)を作る過程を少し経験させていただけて、楽しいものでした。

乗馬体験については、参加される前に乗馬経験者か初心者かを伝えることお勧めします。
初心者は事故があってはいけませんので引馬での体験になるそうですが、経験者ですと参加者自身のレベルに合ったそれなりの乗馬経験になると思います。
モンゴル馬は半野生で、日本の在来馬やサラブレッドより少し小ぶりですが、私は乗馬はそれなりの経験者ですので、事前にそのことを伝えたおかげで引馬ではなく、自分のレベル相応に乗馬を楽しむことができました。
テレルジの大草原で、自分のペースで馬に乗れたのは本当に気持ちがいいものでした。
お天気の関係で今回のテレルジ旅行では夜に見える星空には恵まれませんでしたが、この体験はまた経験したいと思えたので、またいつかこのツアーに参加したいと思います。