＜2014年11月2日参加＞

ルクソールでは「王家の谷」のツタンカーメンの墓に行くことが目的でしたが、それ以外にも素晴らしい観光スポットがあまりに多く、1日中感動しっぱなしでした。ルクソール最高！！

*王家の谷
木も草もない荒涼とした岩山に、60以上の王家の岩窟墓が造られたという、歴史ロマンに溢れた場所です。ツタンカーメンの墓に入るには別途100L.E（1500円くらい）が必要ですが、ここに2日前にカイロのエジプト考古学博物館で見た黄金のマスクやコンドームがあったと思うと、興奮です！この唯一盗掘されなかったツタンカーメンの墓が王家の谷にある60以上の墓で最も小さく、それにも関わらずあれ程の財宝があったということで、他の墓にはどれ程の財宝があったのかと思うと、ますます歴史ロマンを感じます。他に壁画が美しいラムセス6世の墓と最大規模のセティ1世の墓に入りました。

*ハトシェプスト女王葬祭殿
岩山に同化するように建てられた建物で、見た目の美しさと壮大さはピカイチです。かなり崩壊していたものを、数十年前からポーランドのグループが根気強く修復しているそうです。ワルシャワの世界遺産の歴史地区は、第二次世界大戦でナチスに完全に破壊されたものを「壁のひび一本に至るまで」復元したことで世界遺産になっているので、その功績が認められたのでしょうね。とにかく絵になる建物です。

*メムノンの巨像
1ヶ月ほど前の「世界ふしぎ発見」で見てから、行きたいと思っていた場所です。前の1対の巨像に加え、後ろの3体目を修復中です。

*ルクソール神殿
大きさこそカルナック神殿に及びませんが、保存状態が良く、非常にバランスが取れた神殿です。入口にあるオベリクスは1本のみで、もう1本はフランスへの友好の証として寄贈され、パリのコンコルド広場に建っています。この後にパリに行くので感慨深いです。このルクソール神殿とカルナック神殿を結ぶ3kmの道の両側にスフィンクスがずらりと並ぶスフィンクス参道は現在修復中で、数年後に修復が完了する予定とのこと。壮観な眺めになるんでしょうね～。

*カルナック神殿
エジプト最大規模の神殿で、最初の門の大きさから感動します。内部の規模もこれまでの他の神殿とは比べ物にならないくらい大きく、聖なる池越しに見る神殿の姿は格別です。夜の光と音のショーにも参加しましたが、昼とは異なる幻想的な雰囲気で、こちらもお勧めです。

貸切チャーターなので、自分のペースできままに観光することができました。途中に買い物がしたかったので、このエリアで発掘されるアラバスタ（大理石のような白い石）の加工をしているお店に連れて行ってもらいました。工場なので街中よりは安めですが、日本から持って行った4色ボールペンを武器に、置物など数点を半額以下に交渉しました。それでも高いかもしれませんが、楽しかった～！