どちらかというと高所恐怖症気味なので以前は絶対に無理だと思っていたのですが、ご年配の方も楽しくできたと体験談に載っていたので思い切って挑戦してみました。

体験談によると免責同意書が英文で困ったということだったので、事前にベルトラさんに日本語訳のものをお願いしました。クラブの入会申請書類（便宜的に入るようです）の日本語訳も一緒にメールで送られてきました。

免責同意書は日本語でもかなり専門的で難しく何枚もあったのですが、現地では英文のものの最後のページのみ渡されサインするだけで簡単でした。

入会申請書類と保険の手続きはタブレット（日本語のもの）に入力でした。プリントネームとシグネチヤーの違いや、海外での日本の住所の綴り方がわかっていれば問題ないと思います。メールアドレスの欄もあります。

説明のビデオも英語でしたがわかりやすく不安はなかったです。

ロッカーも鍵がぶら下がっていました。

専用の長ズボンは借りれますが上半身用のものはなく、私はウィンドブレーカーを着ていったのですがタンクトップの人もいてびっくりしました。例えば風邪をひいていて途中で鼻をかみたいときなどポケットティッシュくらいなら上着のポケットに入れれば大丈夫です（ズボンのポケットは装備をつけると出し入れできなくなります）。

暗いうちに出発しましたが、密着してぎっしり２０人ほど乗ったのでびっくりしました。英語が苦手な方はインストラクターさんに話しかけられてもわからないかもしれませんが（私も何度かわからなかった）セスナに乗る前なら‘’家族に何かどうぞ‘’という感じでビデオに向かって言うようにすすめられるので適当に考えておけば気まずくならないかもしれません（笑）

ちょうど日の出の頃に上空から外へ順に飛び始めたと思います。飛行機事故にあうより事故の確率が少ないと聞いていたし、私を担当してくださったインストラクターさんは風貌や態度からかなりのベテランに見えたので予想外にあまり怖くありませんでした。

飛び出す直前にインストラクターさんがメガネの上から専用のゴーグルをつけてくれました。うっかり自分が借り忘れてきてしまったのかと焦りましたがちゃんと準備していてくれました。

飛んだ瞬間はさすがに上も下も右も左もわからず強風の中をぐるぐる回っている感覚でしたがすぐに姿勢が安定しました。とても安定したのでパラシュートが開いているのだと勘違いするほどでした。この時が最高に心地よかったです。

本当にパラシュートが開いてからはパラグライダーと同じ感覚でしたが
（パラグライダータンデムは何度かしたことあり）高さやスリルは格段にすごかったです。

インストラクターさんがとてもサービスしてくれ？何度も急旋回等するので面白かったのですが、最後はさすがに酔いました。ジェットコースターのようないわゆるふわっと浮く無重力の感覚に何度も何度もなります。船も車も、乗り物はほぼ酔ったことがないのですが用心して朝食を抜いてきてよかったです。

真下を見ると怖いという人もいるかもしれませんが、余裕のある方はパラシュートが開いた後に地平線だけでなく真下も見ると高さが実感できて楽しいかと思います。どなたかの体験談に載っていましたが、途中で二人を繋げている何かの部分をゆるめるか外すようなことがありました。わかっていたので驚きませんでした。

４５００メートルくらいだと２０度くらい気温が下がるようですが、天気も良く厚着していたこともあり寒さは感じませんでした。耳も気圧の変化でおかしくなるようなことは全くありませんでした。でも体験談によると痛くなる方もいるようですね。

着地は足をのばしてお尻を着いたのですがほとんど衝撃もなく、とても上手なインストラクターさんに感謝感謝でした。

もう一度やってみたいか？と聞かれたのですぐ「イエス！」と答えました。またケアンズに来ることがあったら是非やりたいです。フリーフォールはなにがなんだかわからないうちにあっという間に終わってしまったので次回はしっかり酔い止めを飲んで、もっと五感を研ぎ澄ませて楽しみたいです。