セブ島の今を知れる!!ガイドさんとのお話も楽しい。

セブ市内観光ツアー 主要スポットを効率よく巡る!<半日・1日/日本語ガイド/5つ星ホテルのアフタヌーンティー付きプランあり>
★★★★★
投稿者:たこん
参加日:2024/08/03
息子と2人旅でセブ島に来ました。海で楽しむだけでなく、フィリピンのローカルな人々の暮らしぶりや、文化、歴史について学んでみたいと思い、参加しました。
当日は、実習生として日本での在住経験のある男性ガイドさん(Wさん)にお世話になり、はじめにサンペドロ要塞へ。マゼランとラプラプ(マクタン島酋長)の戦いや、ミゲル・ロペスによるスペインの植民地化の流れなどを説明してもらいながら、要塞上部に上って、セブの町並みを眺めました。新しいビルも建設中で、道中で見たスラム街と対照的でした。ガイドさんから、内部にある肖像画を見つつ、歴史の説明もしていただきました。
続いて、マゼランクロスの見学へ。内部に入って、水色の美しい天井絵を眺めていると、「シヌログ」というフィリピンに400年以上前から伝わるダンスを踊りながら、祈りをささげる女性の姿があり、フィリピンでは年1回大きな祭りもあって、シヌログは大切な伝統であると聞きました。
続いて、すぐ隣にあるサントニーニョの教会へ。25年前に、ここを訪問したときには、スリや物売りなどで混雑し、治安の悪さを感じましたが、ガイドさんがいることもあり、あまり怖さも感じず、街や道も清潔になっており、フィリピンが随分と変化し、発展したことを実感しました。
教会内部では、イエスキリストの幼少期の姿を現した、サントニーニョ像や美しいステンドグラスを見ることができます(内部は撮影禁止です)。礼拝堂では、熱心に祈りをささげる人の姿もあり、フィリピン国民の8割がキリスト教徒であると聞きました。私たちも、教会外の広場でろうそくをささげて、ささやかな願い事を託しました。
見学後、教会前の広場には、マグネットやキーホルダー売りの土産物売りの人があり、それぞれ100ペソでマグネットとタオルを買いました。
さらに、教会を出て、コロン通りとカルボン市場へ。車中から、地元民が利用する大きな市場の様子を見学しました。魚や果物、生きた鶏、生花、日用品、布製品等が売られ、大変活気ある様子でしたが、清潔面は十分でなく、外国人が一人で歩いて回るのはやや危険かもしれません。ガイドさんも、普段はここで野菜や生きた鶏を買って、絞めて食べているとのことで、地元の人々の日常について、興味深く聞くことができました。
最後は、セブ遺産記念碑へ。これは20年ほどに作られたもので、まだ新しい彫像群ですが、さほど大きくなく、見てまわるのは大変ではありません。フィリピンの歴史を教えていただいた後でしたので、楽しく見ることができました。この広場で、7歳のストリートチルドレンの少年に出会いました。親もなく、教育を受ける機会もなく、道で寝て物売りをし、生活していると。フィリピンではまだ珍しいことではないのかもしれません。帰国した今は、100ペソで買ったタオル3枚を眺めながら彼を思い出し、もっとたくさん買っておけばよかったと、少し心残りがしています。
物の値段も、観光地・スーパー・市場・屋台等で激しく異なり、スマホをもってきれいに身支度し、英語も堪能で、若く明るいフィリピンの人々が多くいる一方で、トタン屋根の家で生活するひ人々も少なくなく、孤児が物売りをしている姿が日常的にみられる、と知ると、フィリピンという国への興味は尽きないのでした。日本国内では、技能実習生さんとしか知りえない人々の故郷を知り、お話を伺うのも、とても新鮮で、ある意味感動的な体験でした。特に、先進国日本で生まれ育った息子には、驚きの連続だったようでした。
ぜひ、皆さんも、このツアーに参加されて、新興国の今、現在を見てもわられることをお勧めします。