【 VELTRAR’s 旅インタビュー 】島根・隠岐の島に惹かれる理由

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VELTRAは旅の会社。社内には旅をこよなく愛する人、旅を限りなく楽しむ人、旅のエキスパートがたくさんいます。
「VELTRAR’s 旅インタビュー」では、社内の旅人から聞いた旅のエピソードや体験、おすすめポイントをお届けします。
今回は、昨年7月下旬に島根県の隠岐の島を旅してきたスタッフにお話を伺いました。

  Day1:隠岐の島で相撲部屋の交流会に参加

ー 今回の旅は?

友人と島根県の隠岐の島に行ってきました。去年の同じ時期にも行ったので、今回で2回目です。


去年は隠岐の島の観光協会で働いている友達に会うのが目的で行ったのですが、その時にたまたま相撲部屋の合宿やイベントがあり、行ってみたらとても楽しかったので、今年は相撲部屋の合宿のタイミングに合わせて隠岐の島を訪れました。

隠岐の島へは飛行機だと1日1便くらいしかなく、しかも片道2万円くらいかかるので、東京から島根県の米子駅まで夜行バスで行きました🚌早朝に米子に到着し、そばに温泉があったのでさっぱりして身支度をしてから、堺港までバス(720円くらいの距離)で行きました。

隠岐の島に向かう高速船の出発まで時間があったので、そばにある水木しげるロードに行ってみました。この通りにはゲゲゲの鬼太郎のキャラクターの銅像やイラストなどがたくさんあり、ゲゲゲの鬼太郎ワールドになっています。トイレのマークにもネコ娘が使われいたり、街のいたるところにキャラクターが登場してて楽しめました。ちなみに、夜は期間限定でライトアップもされるそうです。

その後は13時発の高速船に乗り、1時間半ほどで隠岐の島へ着きました。隠岐の島はいくつかの島でできていて、今回行ったのは島後(どうご)という島です。




ー 相撲部屋の合宿に合わせて旅をするなんて珍しいですね!どんな感じなんでしょうか?

去年行った時は、7月25日に着いて相撲部屋の交流会や朝稽古などの情報収集をしたんです。去年はいろんなイベントが26日や27日だったので、今年もきっと同じようなスケジュールだろうと予想して、着いた初日(25日)はツアーの予約をして、ゆっくり過ごそうと思っていたのですが…、レンタカー会社のおじさんに、相撲部屋のイベントが目的で来たと言ったら「イベント今日だよね~。いろいろ準備してたもんね~」と!「えー!今日ですか!」とびっくり😱しかも、交流会の場所も去年と違うことがわかって、毎年担当する町内会が変わることや、スケジュールも全部違うことが判明!ただ、小さな島なので、情報はすぐに入手できて、急いで会場に向かうことに。民泊の予定で、もともとはBBQや釣りのツアーの予約もしてたのですが、急遽キャンセルして、急いで夜からの島民交流会に行きました。

力士と交流する機会なんてなかなかないですよね。町の集会所みたいなところで、相撲部屋の力士や島民みんなでBBQを食べました。島民以外もお金を払えば参加できるんです。東京からわざわざ来てくれた人、ということで、町の偉い人からも挨拶されちゃいましたw


島民はお揃いのポロシャツなどすごいカジュアルな感じだったのですが、私たちは東京から来たそのままの格好で目立っていました😅最初はちょっと入りづらかったのですが、ご飯をみんなで食べているうちにあっという間に輪に入れました。とても楽しかったです!

みんな席を移動したりして交流していて、おじいちゃんおばあちゃんは孫を可愛がるように力士と交流していました。

ー 東京では力士と接する機会なんてなかなかないですよね。島ののどかな雰囲気の中、温かな交流会でみんなとても楽しそうですね!地元の方とも仲良くなれそうですね。

そうなんです。地元の方と仲良くなれて、どんどん知り合いが増えます。
去年参加した交流会では地元のおじいちゃんと仲良くなり、今回も2日目にそのおじいちゃんのお家に遊びに行きました。

今回の滞在では、民泊を初めて利用しましたが、 島後の公式HP に宿泊先として紹介されていた民泊なので安心でした。今回は民泊は最初の1泊だけで、残りの2泊はホテルだったのですが、古民家で素敵だったしとても良かったので、来年は全部この民泊もいいかなと思っています。
民泊:KUSUBURU HOUSE

宿のHPに釣りの案内があり、ガイドさんの紹介が載っていたのですが、それが面白くて😄「釣りマニアで、釣りを三日しないと熱が出ます」と。もともと釣りは予約していたのですが、相撲部屋の交流会と重なりキャンセルしていました💧けど、宿のオーナーが交渉してくれて、本来なら朝か夕方の釣りコースしかなかったのですが、「せっかく東京から来てくれたし、21時以降ならエイを釣りに行けますよ」との嬉しい回答が!「エイ!?」それは行くしかないと🎣エイは尻尾に毒があり捌ける人もいなかったので、キャッチ&リリースでやりました。夜暗い中、灯りもあまりない中で岸で釣竿を垂らして挑戦したのですが、私も友人も2匹ずつ釣れました。釣り上げるのが結構重くて全身の力を使い、1時間くらいで私も友人も疲れてしまったんですが、そしたらガイドさんが「代わりますよ~」と。エイを釣る機会はそんなにないらしく、さすが釣りマニア、楽しそうでした😁ガイドさんが釣りフォームを確認できるように動画を撮りましたw

ちなみにこのガイドさんは観光協会で働いている友人のことを知っていました。やっぱり、繋がっていますねw

  Day2:ご神木の乳房杉を見に行く

ー エイを釣る機会はなかなかないですよね。2日目はどのように過ごしたのですか?

一度キャンセルはしましたが、釣りもできたし、行きたかった相撲部屋の交流会にも行けて良かったです。
ただ、1日目にやりたいことをだいぶやってしまい、2日目からどうしようかと😅

2日目の朝は相撲部屋の朝稽古を見に行きました。去年見に行った時は本格的な稽古でしたが、今年は見に行った時間には地域の子供達の相撲体験会のようなものをやっていました。力士が片手で子供をぶら下げたりしていて、 子供たちもとても楽しそうでした。

力士は見た目は大きくて迫力ありますが、かき氷を食べる姿などには子供のような無邪気さや可愛らしさを感じます🍧それにしても、力士は食べる量がすごい!圧巻です!

隠岐の島出身の力士は多いのですが、実は、古典相撲が有名で古典相撲大会もあります。なので、島には土俵が元からあるんです。山の中に土俵があり、そこには蒔くための塩がものすごい量あります。民宿のオーナーも以前相撲大会に出たことがあるらしく、プロではなく島民や一般の人が参加するようです。島の慶事があった時に夜通し相撲大会が行われるそうなので、次はこれを見に行ってみたいですね😄

隠岐の島には伝統行事がいろいろあり、牛突きも有名です。日本でも珍しい闘牛で、800年の歴史があります。年3回本場所大会がありますが、観光客向けの牛突きも不定期で開催されています。行った時も観光客向けの牛突きをやっていたのですが、時間が合わなくて残念ながら見れなかったです💦

朝稽古の後は、民泊のオーナーが作ったイカスミカレーを食べに宿に戻りました。美味しかったです!😋



午後は車で山の上まで1時間半くらい登り、地元のご神木である乳房杉を見に行きました。樹齢800年の古木です。
車を停めて降りたらすごくひんやりして涼しかったんです。山の上だからかと思ったら違くて、木の下に人が入れないくらいの穴が地面に開いていて、そこから冷たい空気が出ていました。自然のクーラーですね。

緑豊かで苔むしていて、凛とした神聖な雰囲気でした。
乳房杉の目の前まで車で行けて、路肩に停めて見ることができました。空いていたのでゆったりと見ることができて良かったです。


その後は浄土ヶ浦に行きました。とても綺麗でした。

夜は去年仲良くなったおじいさんの家に遊びに行き、手作りのところてんをご馳走になりました。おじいちゃんは以前、東京にも遊びに来てくれたんです。親交が続いているのは嬉しいですね!



また、この日の夜は地元のお祭りがあったので、見に行くことができました。

 

  Day3:西ノ島へ

ー 旅先で知り合ったおじいちゃんが東京まで会いに来てくれるなんて嬉しいですね!隠岐の島の他の島には行かれたんですか?

3日目に、フェリーに乗って隠岐の島のひとつ西ノ島に行きました。(西ノ島の公式HP)
海では飛び魚を見ることができました。すごい飛びます!去年も見れたのですが、動きが俊敏でなかなかうまく写真では撮れなくて😅



西ノ島に着くと、港のすぐ前に観光案内所があり、レンタサイクルも提供していました。レンタカーで行きたかったのですが、車が少なくて、レンタサイクルにして電動自転車で回ることにしました。隠岐の島は観光しやすいように整備されていて、電動自転車の充電池が何箇所かに配置されていて交換してくれるようになっていました。私たちは7時間かけて島を巡ったのですが、途中図書館で電池を交換してもらいました。
レンタサイクルやレンタカーは数に限りがあるので、事前予約をオススメします!

余談ですが、レンタサイクルのお兄さんと話したら、観光協会の友人を知ってました(笑)やっぱり人の繋がりが濃いですね!

今回の旅行はずっと天気に恵まれたのですが、この日も台風一過でとてもいい天気でした🌞
西ノ島は摩天崖が素晴らしかったです。野生の馬や牛がいて、素晴らしい景色が広がっていました。
自然の中で伸び伸びと生きている馬や牛は、とてもかっこよかったです!

ただ、摩天崖の一番上は風がとても強くて自転車を漕ぐことができませんでした🚲途中で自転車の電池が足りなくなり、とても疲れました😅
摩天崖は登って上からの景色を楽しむパターンと、クルーズで下から景色を見るパターンがあります。知り合いのおじいちゃんからのおすすめで、今回は登って上から見てみましたが、次に行く機会があったら違うところからの景色も楽しんでみたいです。

ランチの後はビーチに行ってみましたが、寒くて泳ぐことができなかったので、足だけつけました。ちなみに、去年隠岐の島に行った時は暖かかったので泳いだりカヤックをしたりしました。

↑ランチは観光案内所で教えてもらった食事処で。閉店ギリギリで入った。

西ノ島には島流しの場所もありました。

行った日はちょうど西ノ島の祭りの日でしたが、お祭りは夜だったので残念ですが見れませんでした。夕方、また島後に戻りました。隠岐の島の旅は相撲部屋のスケジュールなど行ってみないと予定が立てられなかったので、西ノ島へは日帰りになってしまったのですが、事前に予定がわかっていれば泊まりで行きたかったなと思います。



地元のスーパーに行き、そこでしか買えない調味料や、地元の野菜やワカメなどをお土産に購入。隠岐の島の有名な和牛、隠岐牛のカレーも買いました🍛



夜は現地の方に教えてもらったお店で飛び魚のお刺身も食べました。貝は肝まで綺麗にくり抜くのが難しかったです。頑張りました😂

  Day4:松江へ

4日目は本土に戻り、レンタカーで松江へ向かいました。

江島大橋は珍しいので二回渡りました。急勾配が有名な橋ですが、登っている時はそこまで斜めな感じはしませんでした。

江島大橋 : 島根県松江市から鳥取県境港市へ海をまたいでかかる、急勾配の日本一のPCラーメン橋。通称「ベタ踏み坂」です。全長1,446メートルで、5千トン級の船が橋の下を通れるよう最上部は高さ約45メートルに達します。松江市側の勾配が高く、まるで車が空へ向かって駆け上がっているような光景を見れます。
参照 : 大根島 松江観光協会

 

松江城ではボランティアの方に案内をしてもらい見学しました。お城の造りや、何の為にこういう造り方をしているかなどを1時間くらいかけて詳しく説明してくれてとても良かったです!

その後は富田城跡に行きました。ここは、城は残っておらず、石垣だけ残っています。急な石段がすごい段数だったので登るのが大変でしたが、眺めはとても良かったです😄

友人は飛行機、私は夜行バスで帰る予定だったので、ここで解散しました。
私はバスまでの時間、近くの温泉に入りさっぱりしてからバスで東京に戻り、翌朝東京駅に着き、そのまま会社に出社しました。

ー 行きの帰りも温泉をうまく利用して気持ちよく旅をスタートし、旅を締めていますね!最後に、今回の旅を振り返っていかがでしたか?

2年連続で隠岐の島に行きましたが、来年も是非行きたいと思っています。知り合いのおじいちゃんや、相撲部屋の力士、出会った島民の方にまた会いたいなと思います。来年のこの時期はちょうど東京オリンピックが行われており、東京は大混雑だと思うので、東京を離れてゆっくり隠岐の島を訪れるのもいいかなと思っています。
 

隠岐の島には美しく豊かな自然と、魅力的な伝統行事がありました。相撲部屋との交流会を目的に旅をする。とても珍しくて面白いと思ったのですが、そこには人との温かな交流があり、その繋がりが続いているのがとても素敵でした。会いたい人がいて旅をする。旅にはいろんな楽しみが溢れています。


 

<今回お話を聞かせてくれたVELTRAスタッフ>
フットワークがとても軽く、休みを利用して国内のいろんなところを旅しています。 コスパ旅が得意で、お手軽なバスから女子でも安心快適な夜行バスまで高速バスも熟知。最近はスマホのカメラ機能が向上していることもあり、旅の写真を撮ることも楽しんでいるそうです。

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