アジアの秘境ビーチに恋をして
色彩豊かな海中世界に引き込まれる
妙齢になって身体の衰えを感じ、まだまだ自分の力を信じたくて突然トライアスロンを始めちゃうおじさんたちの気持ちが分かる今日このごろ。ダンス・エクササイズや川下り、トレッキングなどなど、体力を使うアクティビティに精を出しているベルトラ・スタッフ Nです。
特にシュノーケリングは大好物で、友人と3人でほどよく秘境感のあるビーチリゾートにおこもり旅をするのが毎年の恒例行事になっています。
もともとは、「海で泳ぐ」ことにまったく興味がなかった私たち(塩でベタベタになるし、ゴーグルをつけないと目も開けられないし、何より日焼けが嫌)ですが、珊瑚もお魚も密度の濃いバリ島はムンジャンガンの海に出会って、完全にハマりました。
今では「体育会シュノーケリング部」を自称するほど。「体育会」と自称するのは、1日5時間以上3日間にわたって潜り続けているからです。もちろんマイ・シュノーケル持参。これだけ海に潜れば、いくら食べても太りません。結果、食も存分に味わえるんです。
シュノーケリングのよさは、スキューバダイビングと違って軽装備で、子どもでも楽しめる気軽さです。珊瑚礁を海面から眺めていると空を飛んでいるような気分になり、お魚の大群や珍しい海洋生物に出会えたときはとても興奮します。その浮遊感と非日常感が、日頃都会で戦う私たちを癒やしてくれるのです。
タイ 最後の秘境と謳われるリペ島
ここ数年でムンジャンガン(インドネシア)、レダン島(マレーシア)、エル・ニド(フィリピン)を訪れ、2019年に選んだのはタイのリペ島(Koh Lipe, Thailand)。訪れたのは乾季にあたる3月です。
(出典元:Google)
リペ島はマラッカ海峡に浮かぶ直径3~5kmほどの小さな島ですが、欧米で「タイ 最後の秘境」と話題になったそう。「最後の秘境」と聞くと、行かざるを得ないのが体育会シュノーケラーです。
このリペ島、国はタイなのですが、マレーシアから入ったほうが断然近いです。クアラルンプールから国内線でランカウイへ、そこからスピードボートで1時間半。ボートは1日に2便のみで、雨季はそもそもボートが出ない(2019年3月時点)など、決してアクセスはよくないのですが、そういう場所だからこそ美しい海が待っているのです!
海辺にはナイスバデーなインスタグラマーがたーくさんいて、撮影にワンカット1時間はかけているんじゃないかと思うほど、絵になる、美しい海がそこにはあります。もちろん私たちもたくさん写真を撮りましたが、首から足先まで全身ラッシュガードに身を包んだ我らの姿は、人目に晒そうものなら友人たちに殺されるので差し控えます。
私たちが宿泊したホテルが面する「サンライズ・ビーチ」はなかなかのシュノーケリング・スポットでした。お魚もまずまずいて、小さなフグなど正面から目が合うと可愛すぎて萌えます。そして、サンライズ・ビーチというだけあって、朝焼けが見事。見よ、この燃え盛る朝焼けを!
(Sunrise Beach)
ちなみに島の西側には「サンセット・ビーチ」があって、夕焼けスポットとしてたくさんの観光客が集まります。こちらは少し出店もあり、私たちもココナツジュース(ココナツの実)を手に夕焼けを楽しみました。
個性豊かな島々の表情
リペ島の体験と言えば、アイランド・ホッピングはマスト。
見どころは…
- 赤珊瑚が見事なシュノーケリングスポット Jabang
赤いソフトコーラルはちょっと珍しい。潮の流れがきついところですが、見事です。
- きれいなしましまの石でできた Koh Hin Ngam
- 大きな奇岩が絶妙なバランスで組み合わされてできた島(名前分からず)
- モンキー・ビーチで有名な Koh Tong/Batong
モンキービーチでは、参加者の一人が配られたお弁当をおさるに奪われる事件が発生。異常に身体能力の高い現地ガイドが奪い返しましたが、食べ物を広げるときはご注意を。
今回のシュノーケリングはあまり大物には出会えませんでしたが、それぞれのスポットに個性があって、7時間近いツアーでもまったく飽きませんでした。
シュノーケリングに興味がない方でも、それなりに楽しめると思いますよ!
小さな島でも「食」のスポットが充実
海でカロリーを燃やしまくったら、夜は思う存分食べまくる!
繁華街であるウォーキング・ストリートは、夕方になると活気が出てきて、出店やレストランがたくさんオープンします。店先には調理前の海産物がたくさん並べられていて、見ているだけでも楽しくなります。私たちは完全ローカル食派ですが、欧米的でおしゃれなバーやレストランもありました。
スズキのようなお魚を丸揚げしてチリソースをまぶしたお料理や各種海老料理、パパイヤのサラダなど、(辛いものやパクチーが苦手でない限り)タイ料理はハズレがありません。
スイーツもいろいろとあって、バンコクで人気のカオニャオ・マムアン(マンゴー&もち米のココナツミルク煮スイーツ)はもちろん、ロティ(揚げ焼きしたクレープのような生地に、バナナやキャラメルソースなどをはさんだもの)やココナツドーナツ(たぶんもち米のココナツミルク煮を鉄板で焼いたもの)などなど、おいしそうなものがたくさん。
買い食いしながらブラブラするのもおすすめです。
しかし、乾季の東南アジアの太陽光は激しかった...。
頭から爪先までラッシュガードで完全防備したものの、顔のダメージは避けられませんでした...。帰国後思わず、ゴルフ場のキャディさんが使うような「UVカットフェイスカバー(後述)」なるものをお買い上げ。体育会シュノーケラーは、見た目より機能性重視です。潜るたびに日焼け止めを塗り直すのも面倒なので!
今、世界的に珊瑚の死滅が問題になっています。海に入るときの日焼け止めは、珊瑚に影響のないオーガニックなものを。珊瑚の上に立ったり、フィンで傷つけないよう気をつけましょう。珊瑚が元気な海は、お魚も元気で癒やしの力も強いので、ぜひみんなで美しい海を守っていきたいですね。
さあさあ、次はどこに行こうかな!
【旅の情報】
- 言語:ホテル以外は英語もあまり通じません。私たちが宿泊したホテル(アイデリック・コンセプト・リゾート)には日本人スタッフが1人いましたが、ほぼいないと見てよいでしょう。
- 交通:ランカウイ島・クアジェッティ、もしくはテラガ・ハーバーよりスピードボードで1時間半。
- 入国・入島手続き:マレーシアから入ると、ジェッティ(船着き場)で出国審査、入島時に入国審査が必要。また、入島料として大人200バーツ、子ども100バーツの支払いが必要(2019年3月時点)。船の乗員客ごとにまとめて対応するので、結構待たされます。こちらも日本語が話せるスタッフはいませんでしたが、周りの対応を見ていればなんとなく分かります。
- ビーチインでシュノーケリングを楽しむなら、島東側のサンライズビーチ側のホテルに宿泊をおすすめします。西側は島内のアクセスがよろしくなく、南側のパタヤビーチはボートがたくさん停泊するので、あまり落ち着きません。
- 食事は、瓶ビール2本に4~5種類のメニューを頼んでひとり2000~3000円くらい。巨大な海老を頼むと一気に予算が上がります。離島であり観光メインの島なので、物価は少し高めだと思います。ただし、プーケットよりは安い印象です。
- せっかくなのでランカウイ島に1泊して、リペ島とは違う趣の自然を楽しむのもオススメです。私たちはマングローブ林のカヤックを楽しみましたが、なかなか楽しかったです!
VELTRAで予約したアクティビティはこちら >>> 【ランカウイ発】エコガイドと行く!マングローブカヤック&洞窟探検ツアー<午後/夕食付>
【オススメ・ガジェット】
- 虫除けスプレー:基本アジアは必須
- 酔どめ:船酔いに自信がないひとは服用をオススメします
- 日焼け対策グッズ:海に優しいオーガニックな日焼け止め、サングラス(私はスポーツ用のサングラスも持参)、ラッシュガード。明らかに美しくないけれど(笑)、船で移動中のUV対策としてコレも買いました。UVカットフェイスカバー
- 翻訳アプリ:タイはあまり英語を話せる人がいない印象。Google翻訳など。
- アクションカメラ(水中を撮影したくなると思うので)
- 海外変換プラグ トラベルコンセント(マレーシアとタイでちょっとプラグが違います)
このタイプは、USBポートが4つあって便利。