【 VELTRAR’s 旅インタビュー 】和歌山 高野山と熊野古道を巡る旅
VELTRAは旅の会社。社内には旅をこよなく愛する人、旅を限りなく楽しむ人、旅のエキスパートがたくさんいます。
「VELTRAR’s 旅インタビュー」では社内で聞いてみた旅のエピソードをお届けします。
今回は昨年9月に和歌山を旅してきたスタッフにお話を伺いました。
1日目:高野山へ
ー 今回の旅は?
昨年9月後半に和歌山に行ってきました。
本当はアメリカに行く予定だったんです。友人に誘われて休みを取ったんですが、急だったのでチケットも高くてなかなか難しくて💦相談した結果、友人の提案で急遽和歌山になったんです😁
熊野古道にも興味があったので、行ってみようということになりました。
ー アメリカから和歌山(熊野古道)に変更とは、大きく変わりましたね!急に決まる旅も勢いがあって楽しそうですね!
初日は東京から夜行バスに乗り和歌山市に朝着いて、タイムズレンタカーでレンタカーを借りて高野山に向かいました。とてもいいお天気で気持ちよかったです!
高野山はお寺が多くて、全部を見るのは難しかったので、数カ所選んで見に行きました。
壇上伽藍(だんじょうがらん)。青空に朱色が映えて、とても綺麗でした。
弘法大師・空海が高野山を開山した際、最初に造った場所で、奥之院とともに高野山の二大聖地のひとつ。密教思想に基づく曼荼羅(まんだら)の世界観を具現化したものといわれ、高野山全体の総本堂である「金堂」や高野山のシンボルともいえる高さ48.5mの「根本大塔」など19の建造物が建ち並んでいます。
参考:和歌山県観光連盟HP
総本山金剛峯寺(こんごうぶじ)。とても古いですが、立派でした。台風も多い時期だったのですが、ちょうど台風の合間でお天気に恵まれ良かったです。
高野山真言宗の総本山。高野山全体の宗務が行われています。正門は文禄2年(1593年)に再建されたもので金剛峯寺の建物の中で一番古く、国内最大級の石庭「蟠龍庭(ばんりゅうてい)」や狩野探幽の襖絵が飾られている大広間など見どころが多数あります。
参考:和歌山県観光連盟HP
自然豊かで、苔生す様子は緑がとても綺麗でした。苔は美しいですね。前に京都に行った時に苔の美しさを初めて感じました。もののけ姫の世界を思い出しました😊
ー 高野山には宿坊があったり、写経や座禅などいろいろなイベントがあると聞いたことがあります。何か体験されましたか?
今回は特別なイベントには参加しませんでしたが、金剛峯寺では来客全員に対し、短い時間ですがご住職が法話をしてくれる時間がありました。和菓子とお茶をいただきながらお話を聞くことができ、とてもいい機会でした。
今回の旅の宿泊先は、南紀白浜の海沿いにあるホテル。
友人が知り合いのつてで予約してくれたのですが、温泉が付いている綺麗な大型ホテルでした✨
部屋も温泉も広くて、海外からの観光客もたくさんいました。
SHIRAHAMA KEY TERRACE HOTEL SEAMORE
夕飯のレストランは外に出て歩いていく離れにあり、浴衣とスリッパのまま移動しました。
夕飯にはアワビも出てきました。新鮮でギューっと動いていました😋
楽しみにしていた温泉は、大浴場に入る前にシャンプーバーがありました。入る前に香りを確認したりいろんな種類を試すことができて、面白かったです。大浴場の洗い場の席前にはこのボトルが並んでいました。
2日目:熊野三山・熊野古道へ
2日目は熊野三山に行きました⛩。ユネスコの世界遺産にも登録されています。
「熊野本宮大社」「熊野速玉大社」「熊野那智大社」の3社と「那智山青岸渡寺」の1寺を「熊野三山」と呼びます。「熊野三山」は、「熊野古道(熊野参詣道)中辺路」によって結ばれています。
引用:和歌山県観光連盟HP
ー 和歌山には高野山に熊野三山と、日本の神聖な名所が多いですね。熊野三山はいかがでしたか?
熊野本宮大社。階段を上った先に神社があります。
威厳を感じる佇まいでした。平日だからあまり混んでなくて、ゆっくり見ることができました。
熊野三山は熊野古道で繋がっているので歩いて巡ってみたかったのですが、時間も限られていたので、今回は車で回りました。
車から見る景色も美しく、流れている川もエメラルド色でとても綺麗でした。
熊野速玉大社。境内にそびえたつ御神木・ナギの木がとても立派でした。樹齢千年にもなる御神木で天然記念物になっているそうです。ナギの木の葉は葉脈がしっかりしていて切れることがなく、「繋がりが強い=良縁・縁結び」という意味で御神木として日本の神社には植えられることが多いそうです。ナギの木の苗が売っていたので買いました😄 今、家で大切に育てています。
速玉大社には神倉神社という小さな神社が山の上にあります。そこまで500段以上の古い階段を登っていくのですが、すごく大変でした💦整備された階段ではなくて、滑りやすく、手も使ってよじのぼる感じでした。やっとのことで登った先には、祭神が降臨したと言われている巨大な岩「ゴトビキ岩」の下に神社がありました。とても眺めが良かったです。登り道が険しかったので、降りるときは階段ではありませんが、山道のような他の道を通りました。
熊野那智大社。ここも長い階段を登った山の上にあります。那智大社の近くには那智大瀧と、熊野三山の一つである那智山青岸渡寺があります。
熊野古道をゆっくり歩くことはできませんでしたが、せっかくなので、車から降りて少しだけ歩いてみました。熊野古道を通る大門坂では杖を持ちながら歩いている人が何人もいました。ご高齢の方もいましたし、日本人だけでなく、海外から来て歩いている人もいました。私もいつか歩いてみたいと思っています。杉の木が見事で、歩きたくなる厳かな雰囲気があります。
ー 険しい階段や坂に、熊野古道。熊野三山を巡る旅は足腰が鍛えられ、心身ともに浄化されそうですね。
宿へ戻る途中では串本の橋杭岩(はしぐいいわ)を見ることができました。
串本の海岸から大島に向かい、海に約850mもの長さに渡って大小40ほどの岩柱が立ち並んでいます。
橋の杭のようように見えることから「橋杭岩」と呼ばれるようになったそうです。国の名勝天然記念物にも指定されています。
昼間見るともっと綺麗だと思うのですが、日暮れ時に見たので目をこらして頑張って見ました😁
南紀白浜に戻り、ホテル内のレストランで夕飯をいただきました。生簀が真ん中にあるお店でした🐟。食後は散歩に出かけたのですが、温泉地なので、街中には温泉の汲み上げ場もありました。
3日目:千畳敷 & アドベンチャーワールドへ
ホテルには足湯もありました。この日は残念ながら曇っていましたが、太平洋を眺めながら楽しめます。ホテル内には素敵なパン屋さんもあり、美味しかったです!🥐
この日は最初に千畳敷(せんじょうじき)を見に行きました。
太平洋を背景に、まるで岩畳を敷き詰めたような光景が広がっており、国の名勝にも指定されています。
そのあとは、アドベンチャーワールドに行きました。動物園、水族館、遊園地がありとても充実したところです。
ここにはパンダが六頭(家族)もいるんです。一頭は外に出たくないのか抱っこで連れてこられていました。その姿が可愛らしかったです😄パンダの糞も展示されているのですが、全然臭くないんですw 説明にもあったのですが、腸が短いので食べた笹を二割程度しか消化できないので、ほぼ草の状態で出てくるみたいです。びっくりしました😁
水族館のイルカゾーンでは、イルカとの触れ合いもできるそうです。私はやらなかったのですが、飼育員さんが餌をあげているのをそばで見ることができました。今回ちょっと衝撃的だったのが、イルカの目です。もっと可愛らしい目を想像していたのですが、そばで見るとシュールでした😂
鳥のゾーンでは、大きな金網のゲージの中に入りすぐ近くで鳥を見ることができました。フラミンゴなど色とりどりの鳥がいました。
考え事をしているのか渋い佇まいのチンパンジーと、暑せのせいか座り込んでるミーアキャット。
水の中で涼んでいる(?)カバと、大きな口で小さなエサを一生懸命食べている鳥。
今まであまり見たことのない、手のひらに乗りそうな可愛い小動物もいろいろいました。あと、わんわんランドというのがあり、気に入った犬を散歩したり一緒に遊んだりできるところもありました。行った日は暑い日だったので、ぐっすり寝ている動物が多かったですね😅
冷えた室内にいるペンギンが一番元気でしたw みんなでこちらに向かって集まってて歓迎ムードです。
アドベンチャーランドの後は和歌山市に向かいました。道中、山の上にはたくさんの風力発電が見えたり、山の斜面にはみかんの段々畑がありました。和歌山は棚田も有名です。見てみたかったのですが、残念ながら今回は時間がありませんでした。
最後は和歌山市で温泉に入り夕飯を食べて、夜行バスで東京に戻ってきました🚌。
ー 動物園に水族館、遊園地まで一カ所に揃っているなんて充実してて楽しそう!みかんの段々畑も和歌山らしい光景ですね。最後に、和歌山の旅は振り返っていかがでしたか?
和歌山を3日間で旅しましたが、時間が足りませんでした💦
高野山には行ってみたいお寺がたくさんありますし、熊野古道もゆっくり歩いてみたいです。見どころがたくさんある和歌山は是非また行きたい場所ですね。あと、平安時代の衣装を着て熊野古道を歩いたり写真を撮るのも人気のようなので、次回はやってみたいですね!
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日本人なら多くの人がその名を聞いたことのある「高野山」と「熊野古道」。和歌山には日本の美しい文化と歴史を感じられる場所がありました。慌ただしい日常から離れて、古から続く厳かな空気に触れ、静かで清らかな時間と空間に身を委ねてみたいと思いました。旅のお話を聞くと、自分では行ったことのないところ、今まであまり意識したことのない場所に興味が湧きます。行ってみたい旅先リストが増える今日この頃です。