まるで映画の中に入ったみたい！町中がフォトジェニックなヴェネチアで過ごす異国情緒たっぷりな時間

ヴェネチア、って言葉にはどこかロマンチックな響きがありますよね？水の上に浮かぶゴンドラ、街角でジェラートを食べて...ウィンドウショッピングをして。ベネチアンガラスのピアスなんかを買うのもステキ。ベネチアンレースもありますね...。

水都ヴェネチア！なんとなく歩いて、写真を取ればもうそこがフォトスポットです。迷路みたいなヴェネチアの街はgoogle map片手に歩かなければ迷子になってしまいそう。（個人的）新婚旅行で訪れたい場所No.1！今日はヴェネチアに向かう恋人たちのためのお勧めポイントをご紹介します！

まずは定番から！サンマルコ寺院とドゥカーレ宮殿

イタリアといえば、文化遺産の数が非常に多いことが特徴。ヴェネチアは小さな島ですが、イタリアの歴史に揺れ動いた都市のひとつです。歴史を掘り起こすと長い！足取りはウキウキでも、教会建築に入れば、重厚できらびやかな内装、緻密なモザイクの壁画に身も引き締まる思いになるはず。きっと、当時の芸術家や宗教家が気持ちを込めて作ったもの。この寺院は実は、複数回消失・復建を繰り返しているんです。サンマルコ寺院はキリスト教教会ではなく、「ヴェネチア共和国」に所属し、政治的独立性の象徴とされていた、と言われています。そのために、大火の的になったことも。時を経て、今ここでしっかりと建っている姿がより一層魅力的に見えてきます。

※有名な円天井、黄金に輝くモザイク画は旧約聖書のストーリーから...

見失いがちですが、寺院や宮殿にある絵画や美術品は、【市民に教会の教えを伝えるために用意された】もの。文字が読めない人にもわかるようにストーリーがわかる構造になっていますよね。

でも、キリスト教に馴染みがない私には、よくわからないことがとにかく多い！あの天使は何をしてるんですか？とか、あの円柱に立つ人（守護聖人マルコでした）の意味は？と、私はガイドさんにどんどん質問しちゃっています。ヴェネツィアの土地の下にある杭の推定数、ヴェネツィア共和国最盛期の頃の人口、サンマルコ寺院の聖遺物などなど・・・聞いてびっくりのお話しがたくさん。ガイドさんに頼んでよかったー、と思う瞬間です。

ちなみに、決まった時間に行けば、屋上のブロンズ像が動いて鐘をたたくところを見ることもできますよ！サンマルコ寺院のお隣、ドゥカーレ宮殿では、世界最大の油絵「天国」、モザイク壁画を鑑賞することも。一生の思い出になりますね！

周りにはカフェやお店が並んでいて、あれが似合う、これがいいななんて気になったお店を覗いているだけで時間が過ぎてしまいます。。

水面に揺れる夕景にうっとり、ゴンドラツアー

寺院と宮殿で歴史、お店でショッピングをたっぷり楽しんだら、ゴンドラタイム。なぜならゴンドラに乗りながら見る夕景でうっとりしたいからです！それにゴンドラに乗ると、さっきまで歩いていた道が違う角度から見えて新鮮です。あ、さっきの小道はここにつながっていたのね、なんて。
恋人同士が日没にため息橋のもとで口づけを交わすと、永遠の愛が約束されるともいわれています。ゴンドラは通常数名とのシェアですが、奮発すれば二人きりで乗ることもできますのでぜひご一考を。船上で聞くセレナーデを聞けば、古いアメリカ映画「リトル・ロマンス」の気分・・・。

イタリア語は話せなくても、きちんとスタッフが待ってくれている催行会社もあるので大丈夫。ただし、ゴンドラは混むことが多いので、事前の予約をしておくのがベター！
ベネチアに着いてからゴンドラに乗りたい！と思ったとしても前日でも予約はできるので便利ですよ！

ローカルの生活が見える？！バーカロ巡り

思いっきりローカルな気分に浸れるよう、食事はバーカロに向かいます。イタリアの居酒屋さんです。入りにくい・・・と思っても、バーカロへの案内付きのツアーもありますし、サンマルコ寺院のガイドさんにおすすめのお店を聞けば快く答えてくれることが多いです。在住の方のノウハウがあればあるほど旅の楽しさは増すはず。

プロセッコやおつまみの揚げものをいくつか頼んでシェアすると色んな味が楽しめるのです、が...私はせっかくヴェネチアにいるのだから、と新鮮な魚介類を頼みます！イカ墨のパスタもよいですね。黒くなったお口を見てお互いを笑ったり、話が尽きないこと間違いなし。おとなりとも近い席のことが多いので、ワインを飲み交わす、なんてこともありえるかも？！

自分だけのオリジナルマスク！二人の思い出に

寺院や風景で自分のクリエイティビティが刺激された！オリジナリティを出したい！方は、記念のマスクを二人で作るのも楽しい。旅に出るといつもとは違うことをしたくなりませんか？（笑）ふたりの一生の思い出になりそうです。あれやこれや考えて下書きをして、色を重ねていたら日ごろのストレスなんて吹き飛びそう・・・。
説明が聞き取れなくても流れが分かれば楽しめるはず。何度も水多めで塗り、乾かしては塗りを繰り返しちゃった、なんて話も聞きますが、辛抱強く職人さんが付き合ってくれますし、難しいところは職人さんが仕上げてくれます。きっと満足な出来になることでしょう！

時間に追われることなく、ゆっくりと街を探し出してほしい。この街を愛するローカルの人たちと触れ合う。それがヴェネチア。一生に一度一度行きたい街リストに加えてくださいね！

★おまけ★イタリアに行くならぜひ見たい読みたい！

①「悪魔と天使」　ダン・ブラウン著
トムハンクス主演の映画でも有名ですね。イタリアのあらゆる有名スポットが出てくるので、イメトレに最適！飛行機の中で見るのもよいかも？

②「緋色のヴェネチア」塩野七生著
歴史小説が好きな方ならぜひ。著者の作品の中では比較的短めの作品ですし、勢いがあるので一気読みも。ヴェネツィア共和国が起った背景や、風景の描写が細かく、現地に行ったときの感動が倍増します！

※どちらの作品も架空のキャラクターが主人公なので、どのエピソードが現実でどこが創作なのか？は復習することをおすすめします（笑）。