俺たちオイスターズ Vol.11 〜半日で体感するケラマブルー 〜

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ハワイの『天使の海』を知っているだろうか。干潮になると青い海の底から真っ白な砂浜が現れる人気スポットである。沖縄にもそんな幻のビーチに立てる場所があると聞いてクエフ島へのツアーに申し込んだ。会社の名前はハッピーアイランド。やはり沖縄版天使の海に違いない!

沖縄の「天使の海」、クエフ島を目指して

当日目が覚めると快晴!笑顔でチェックインすると船長曰く「強風プラス風向きが悪い」との事で出港時点から雲行きが怪しい状況。不安な気持ちを抱えたまま那覇のとまりん港を後にして、クルーザーで20分ほど行くとクエフ島は見えてきた。船長の安全第一という言葉で上陸は断念。さらに奥に位置するナガンヌ島を風よけとして停泊することに。



この日は他のダイビングボートも風を避けられるナガンヌ島周辺に集まっていた。船長曰く「ナガンヌ島はチービシと呼ばれる海域で一番大きな砂の島。夏の期間は宿泊することもできる。夏の始めには子ガメがビーチの砂を掻き分けて海に散っていく姿も見れて、サンゴも群生していて最高のスノーケルができる」とのこと。期待のクエフ島に上陸できずブルーな気持ちになりかけたが、そんな船長の言葉とナガンヌ島の海の青さに惹かれ気持ちを切り替え水中を楽しむことに! 

ナガンヌ島に広がるケラマブルーの世界へ

サンゴ礁とナガンヌ島が防波堤になってくれているおかげと、到着時が干潮だったこともあり水面は波もない状態に。さすが海人!船長の思惑通り。青いゼリーのようなぷるんとした水面に入った瞬間にクエフ島上陸のことなどすっかり忘れてしまっていた。



人は欲張りなものである。カラフルに広がるサンゴ礁で満足していたのにも関わらず、ウミガメがいたという一言でサンゴなどない深場へ一直線。水面から水中のサンゴ礁を見ると、丸い岩サンゴが全てウミガメの甲羅に見えてくる。



浅場の水色とは異なり、深場に行くと青が濃くなってきた。透明度が良いので全てを見渡すことができ空を飛んでいる気分になりながら移動していると、水面に呼吸をしに上がったウミガメに遭遇することができた。急いで近づこうと思ったためか、ウミガメが僕らの殺気に近い興奮を感じたのかあっという間に青い海の底へ消えていってしまった。カメが遅いのは陸上だけであり、水中ではものすごいスピードで移動する事を全員で学んだ。

ツアーでは安全のためにライフジャケット必須なのだが、強靭な水泳能力があると豪語する数名は特別にジャケットなしで自由に泳がせてもらった。水面から差し込む光でサンゴ達も輝いていているから、水面を浮いているだけでも海を堪能できほぼぷかぷかしていた。
風が強く目的の場所には行けなかったが、那覇から20分程度の距離にケラマブルーを堪能できる場所に出会えたことはラッキーだった。海から上がると心地よい疲れに気がつくき、クルーザーのトップデッキで横になりながら『次回こそクエフ!』と思いながら那覇へ向けてチービシを後にした。

Photos ©Jack Fukushima

【慶良間(チービシ)無人島上陸・シュノーケリング】那覇発・半日/ 那覇から20分のクエフ島へ<ドリンク・ツアー写真無料(7~9月除く)> | 沖縄本島の観光・オプショナルツアー専門 VELTRA(ベルトラ)

【慶良間無人島上陸&海水浴】那覇発・1日/那覇から20分のナガンヌ島へ<一部期間は軽食付/温水シャワー・トイレ完備> | 沖縄本島の観光・オプショナルツアー専門 VELTRA(ベルトラ)


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