俺たちオイスターズ Vol.3 〜夜の海で出会う〜

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ダイビング本数が多い人でもナイトダイブを経験した人は意外と少ない。ナイトダイブとは、夜の海でしか出会えない神秘的な海洋生物をライトを使ってじっくり観察するダイビング。今回はケアンズでナイトダイブをすると出会える発見を、ケアンズ在住25年のダイビングインストラクターである僕から紹介したい。

防犯対策ばっちりのブダイ

体の周りに膜を張り匂いを閉じ込め外敵から身を守っている。この膜はセンサーとなっていて、破られるとすぐに逃げると聞いたことがあるが、僕は試したことはない。

昼と夜で色が違うカサゴ

昼間は全身真っ青なタカサゴも夜になると保護色として赤く変色する。水中では赤は吸収されやすい色なため夜の海中では闇に溶け込めるのだろう。

意外にフレンドリーな大型魚

夜はサメロウニンアジも必要以上にダイバーに近づいてくる。これは水中ライトでキラッと光った小魚をパクッと狙うためなので恐怖を感じる必要性は全くない。
くれぐれもキラッ、パクッ、キラッ、パクッと繰り返さないで欲しい。

触手を伸ばすサンゴ

サンゴは動物だという事を知っているだろうか?昼間は体の表面に共生している褐虫藻という植物性プランクトンに光合成をさせ栄養をもらっているが、夜は自身の触手を伸ばし水中動物を捕食する姿も見ることができる。水中ライトの光に集まって来た小さなエビや動物性プランクトンを食べるシーンは見もの。
グレートバリアリーフでは魚への餌付けは禁止されているがサンゴへの餌付けは禁止されていない (笑)
そしてサンゴは初夏(11月下旬から12月上旬)に産卵をするのだが、それもナイトダイブでしか立ち会えない神秘である。

ナイトダイブのコツ

昼間と環境が異なるため、暗い&怖いと思う人も多いようである。実際、暗くて何も見えないと思う人もいるが、水中ライトの光で十分に近いものは見える。万が一仲間を見失ったと思った時は、焦ることなく光に向かって帰って欲しい。ボートが放つ光が鮮明なので、迷うこともない。たまに、かぐや姫の様に月に向かっていたという人もいるので、ボートの光と月あかりを間違えないように気をつけて欲しい。

TRAVELERS REVIEW

みんなの体験談


1泊2日(大晦日から元日)のボートシュノーケル&ダイビングツアー

ファンダイビング オーシャンクエスト号で行くグレートバリアリーフ宿泊クルーズ<1泊/最大6ダイブ>by ダイバーズデン
★★★★★
投稿者:matsu
参加日:2022/12/31
初めての海上泊ツアーの参加でしたが、合計でシュノーケル2本、体験ダイビング3本を行い、グレートバリアリーフを満喫しました!

シュノーケルと体験ダイビングのタイミングや本数は、現地で自由に変更可能です。
私たちは疲れて参加しませんでしたが、夜にはナイトダイビングや、シュノーケルのイベント(サメを呼び寄せたところに船の台を沈めて近くで写真を撮れる)が開催されていて、参加された方達はとても楽しそうでした。

海では、ナポレオンフィッシュ、サメ、ユニコーンフィッシュ、ライオンフィッシュ(ミノカサゴ)、クマノミ(ニモ)、ナンヨウハギ(ドリー)等に出会えました!海の中は宝石箱のようで、これまでに見たこともない程たくさんの種類の魚を見ることができました!

大晦日だったので、夜はクルーも含めてパーティが行われていました。曇っていて星空は見れませんでしたが、翌朝は海の上から初日の出を見ました。

クルーは親切で丁寧、且つ明るく活気があって、ツアーは大満足でした!

残念だったのは、予約の取り違いがあったことです。フライト遅延で日程を変更したところ、直前まで連絡がなかった上、間違った日付で予約がされていました。現地で自分達で対応することとなり、ベルトラさんのツアー予約対応に関しては残念でした。
オーシャンクエスト号3階デッキ
グレートバリアリーフ ノーマンリーフ
グレートバリアリーフの初日の出
夜のサメアクティビティ
シークエスト号への乗り換え

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