カナダ – ホワイトホース 気温マイナス20度での温かい出会い
友人とずっと話していた、「オーロラが見てみたい」という目的を叶えに、日本から遥か約6,400km離れているカナダ-ホワイトホースへ行ってきました。マイナス20℃の世界は想像を絶する寒さでしたが、そこで沢山の温かい人々に出会いました❤️
帰りにはバンクーバー市内と、フェリーで日帰りで行けるビクトリアにも立ち寄ったのですが、今回は特に印象に残ったホワイトホース(特におすすめのB&B)について紹介します🏠
🐎ホワイトホース🐎
フライト:日本からの直行便はないので、バンクーバーでトランジットしました。約9時間+2時間半のフライトです。
地図で見るとこのあたりです↓
🏠泊まったB&B:Triple B Bed n Breakfastについて🏠
ここがとてもおすすめです!
※ご夫婦経営の小さなB&Bで公式ウェブサイトがないため、気になった方は名前で検索してみてください。
宿予約サイトの口コミに必ず登場する ”Host - Sharon” への絶賛コメントに胸を鷲掴みにされ、友人と即決しました。
旅行前もメッセージのやり取りをして、バンクーバーでトランジットしている時にも「あなた達に会えるのを楽しみにしているわ。気を付けて来てね。」と連絡が。なんだか、母親に久しぶりに会うような温かくワクワクした気持ちです😍
ホワイトホース空港に自家用車で迎えに来てくれた彼女は、想像どおり穏やかで優しい会話で、フライトで少し疲れていた私達を癒やしてくれました。
若い時に政府の仕事の関係でホワイトホースへ短期滞在した際に、オーロラを始めとする大自然に魅了され、それ以来ずっと住んでいるとのこと。定年後は夫婦でB&Bを始め、世界中からのゲストを迎えることが今の生きがいになっているそうです。
部屋(小屋にはベッドとテーブルのみ、シャワー&トイレはご夫婦の自宅である母屋へ移動します)はとても可愛らしくフルーツや飲み物を用意してくれていました。
部屋に着くなり、「滞在中の予定は?」と聞かれたので、ホワイトホースではオーロラ鑑賞以外に犬ぞり体験をしたかったけど、どこも予約が取れなかったことを話しました。すると、「知り合いのツアーオペレーターにすぐ電話してみるから待ってて。ところであなた達夕飯は食べたの?」と。
「え...私達食事なしの素泊まりプランで予約したはずだけど...」と言うと「何言ってるの。食べなきゃ身体に悪いわ。ツアーのこと電話してヌードルスープ作って来るからくつろいで待っててね。」とシャロン。
私達は会って数分で彼女のことが大好きになりました。
(左上)ウッド調の可愛らしい部屋 (右上)朝食を作るシャロン
(左下)泊まったB&Bの外観 (右下)シャロンお手製のスープ
インテリアもカナダの物を揃え、ゲストをもてなすシャロンの愛情が詰まっている、こじんまりとしたお部屋です。
2日目、犬ぞりに出かける際も、「寒いからと飲み物を飲まないでいると、気付かないうちに脱水症状になるから」と飲み物を持たせてくれ、最終日は早朝に空港向かうため、タクシーと空港へ持っていける簡単な朝食まで手配してくれました。
シャロンは「旅行者が泊まりに来る時は家族として受け入れたい」という姿勢で、私達にとっては優しいお母さんのような存在で、今回のカナダ旅行の中で一番印象に残っています。2日目の朝食はシャロン夫妻が住む母屋のダイニングでいただくのですが、そこには会話に混じってくる旦那様もいて、とても安心する空気が漂っていました👪
帰国後も「無事に日本に着いた?ご両親にもよろしく伝えてね。」と連絡をくれ、遠く離れた日本に帰った後もシャロンの笑顔を思い出し、胸が温かくなりました
💫オーロラ💫
オーロラは現地オプショナルツアーを予約することも可能ですが、 ”Triple B Bed n Breakfast” は市内から少し離れており周辺に街明かりがないので、部屋から一歩出ただけでオーロラ鑑賞が可能です。
オーロラが今どのくらい発生しているか(Level 0-10で観測)をリアルタイムで配信しているサイトがあるので(シャロンが教えてくれます)、発生するまで温かい部屋で待機できるので安心です。
生まれて初めて観たオーロラは、幻想的な色で自然の神秘を感じました。体感したことのない寒さでしたが、それを忘れるほど体内からじわぁと温かい思いに包まれる感じです。(残念ながら写真には撮れなかったのでぜひご自身で確かめて来てください!)
🐶犬ぞり体験🐶
シャロンの知り合いのツアーガイドさんのおかげで、無事に犬ぞり体験もできました。
ホワイトホースのあるユーコン準州とアラスカ州で、毎年2月に開催される犬ぞり大会 ”Yukon Quest” に代表されるように、ホワイトホースに住む人々にとって「犬ぞり」は昔から生活と歴史の一部であったそうです。
それに加えて現在は観光客向けの犬ぞり体験も大変人気で、私達もマンディ夫妻自宅裏で冬の大自然の中、迫力満点のひとときを過ごしました。
🍀おまけ写真(バンクーバー&ビクトリア)🍀
(左上)バンクーバーのシンボル、蒸気時計台 (右上)ビクトリアのブリティッシュコロンビア州議事堂
(左下)バンクーバー市内で見つけたお洒落なレストラン (右真ん中)ブリティッシュコロンビア州議事堂内の州議事堂ダイニングルーム
(右下)最終日に雪が降りましたが、スーパーの店員さんが勤務時間中に雪だるまを作っていました⛄️
ホワイトホース滞在は2日間という短い時間ではあったけれど、現地で知り合った人々が旅行の思い出に与える影響の大きさを改めて実感しました。
取り分けシャロンは、とても温かくフレンドリーに接してくれて、私達の不安要素を取り除き、絶対にまた会いたいと一瞬で思わせてしまう魔法使いの様なホストでした。
オーロラ鑑賞旅行を検討しているのなら、ぜひ、ホワイトホースのシャロンへ会いに行ってみてください😃