長距離列車でアデレードへ。のんびりゆったり過ごす旅@オーストラリア
今回は2017年オーストラリア滞在中の12月にプチ旅行をしたアデレードについてご紹介したいと思います😊
オーストラリア長距離列車の旅
アデレードは南オーストラリア州の州都で、オーストラリア第5の都市ですが、他の都市に比べると知名度も低くマイナーな印象が否めません。なぜ私が行こうと思ったのかと言うと、長距離列車の旅がしたかったからです。
オーストラリアは広大な国なので、国内移動も飛行機が一般的ですが、大陸横断・縦断鉄道も実はあります。
私が利用したのはメルボルン~アデレードを約10時間で結ぶTHE OVERLANDという列車です。なんと1887年から運行されている歴史あるラインだそうです。
現在は夜行列車はなく昼間の運行のみで、両都市間を週2往復しています。
THE OVERLAND 公式HP:https://journeybeyondrail.com.au/journeys/overland/
ちなみに料金はLCCを利用した場合とほぼ変わらず、下手したら高いくらいなので、シェアメイトのオージーには「わざわざ1日かけて何もない街に行くの!?」とかなり驚かれました。
出発はメルボルンのサザンクロス駅から。
見た目は貨物列車風ですが、ちゃんと長距離旅客列車です。
途中に大きな街があるわけでもないので、景色は10時間中8時間くらいずっとこんな感じ。
アデレードに近づくと少しずつ植生が変わり、土の色も茶色から赤に変わっていくのが楽しいです。
10時間の旅の中でおそらく1回だけ登場した川と橋。
山や川が延々と続く日本の鉄道の旅と違い、如何にオーストラリアが乾いた大地なのかを実感しました。
いちばん安い車両でも座席は新幹線より広々。社内も綺麗で快適です。背の高いオージーに合わせて天井も高く、開放感がありました。
カフェカーもありました☕️オーストラリア人はコーヒー大好きなので、もちろんエスプレッソマシンがあり、バリスタもいます。
アデレード
アデレード到着後、こちらがデパートの並ぶメインストリート。
やはり観光客はシドニーやメルボルンと比べると圧倒的に少なく、ブリスベンのように学生や会社員が多めな印象でした。
川沿いは再開発されているオシャレなエリアになっていました。
下の写真は街の中心部にあるアデレード駅。鉄道駅の上の階がカジノということに驚きました。ちなみに大陸横断鉄道のTHE OVERLANDはこちらの駅ではなく、郊外の辺鄙な場所にあるターミナル発着なので要注意です。
アデレード郊外を散策
アデレード市内は観光スポットらしい場所がほとんどないので、郊外へ行きました。こちらはハーンドルフ(Hahndorf)という、名前通りにドイツ人入植者が築いたドイツ風のかわいい街です。
レストランもドイツ風のカフェやパブが多くて楽しいです。
アデレード郊外はファームも多く、こちらはストロベリーで有名なファームでした。オーストラリアの苺は色のわりに甘くないので、ジャムにするのがおすすめです。
アデレートには3泊4日で行きましたが、本当にこれといってやることがないので、カフェでまったりしたり、州立図書館で読書をしたりと、のんびり過ごすにはとても快適な街だと思いました。メルボルンからの往路は10時間かかりましたが、復路は飛行機で1時間半です。
予定に追われずのんびり過ごし、時の流れに身を任せる。
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